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こんなところに滞在しています

これまでにいただいたメールやコメントで一番多かった質問が、「ラダックで、どんなところに滞在しているんですか?」というもの。今回は、僕が今レーで拠点にしている場所を紹介します。

僕が滞在しているのは、レーの街外れのチュビという地区にあるゲストハウス。ラダックの土着信仰について研究している文化人類学者の宮坂清さんに紹介してもらって、去年ラダックを訪れた時に滞在したのですが、とても居心地がよかったので、ここを拠点にすることに決めました。

宿といっても、民家の二階を客向けに間貸ししているような感じ。この宿には客室が4つほどあって、ほかに客がいない今は、一番いい部屋を使わせてもらっています。なかなかいい感じでしょう? この部屋、僕が今東京で荷物置き場にしているアパートよりもはるかに広いです(笑)。ベランダに出ると、左手にはナムギャル・ツェモという岩山の上にそびえる城砦の跡が見えます。

この宿のオーナーのデチェン・ラモさん。宿の世話のほか、頼めば朝と夜の食事を作ってくれます。とても陽気なおかみさんで、料理中にテレビに見入ってしまってゆで玉子を破裂させたりする、オッチョコチョイなところもあります(笑)。

宮坂さんは「デチェンさんの笑顔が見たいから、あの宿に行きたくなるんですよね」と言っていましたが、僕もそう思います。毎晩、台所での食事の時に、デチェンさんといろんな話をしながら、少しずつラダック語の単語を教えてもらうのが最近の楽しみです。

というわけで、僕はラダックで快適に過ごしていますので、ご心配なく。

12件のコメント

明るくてオープンな部屋なんですね。とても寒そうなので、窓などが小さい住居を想像してました。機会あればデチェンさんの作るご飯も紹介してください。

>マサミチさん
ラダックは陽射しが強いので、部屋の窓が大きいと、冬でも昼間のうちはかなり暖かいんですよ。デチェンさんの料理、今度撮影してみますね。

私と娘が泊っていた(※夢の中)
石室みたいなお宿とは大違い!!!!!(笑)

Yamatakaさん、とてもよくしてもらってますよね。よかったです!
僕もこちで広い部屋がほしいけどたかいですよね!! そうそうラダックではうちも広い部屋はたくさんと言うぐらいほどありますが大部屋って冬はとてもさむいでゆね!ひざが一時間ぐらいさむくてねれないこともあったことが今だにおぼいてますよ。
今日はじっくりやまたかさんのBlogをみていましたがとにかく写真はすごいですね!さすがYamatakaさんですね。
どうもです!

>イシダさん
石室って何よ石室って(笑)。ラダックの宿はインドのほかの地域(ムンバイを除く)に比べて高い(夏しか営業しないことがほとんどだから)のですが、ここの宿は長期滞在ディスカウントしてくれそうな感じ。まかないつきなのがポイント高し。レーのツーリスト向けレストランは正直ちょっと‥‥。
>スカルマさん
ジュレー! カムザン? ラダックの冬は寒いですよね。でもストーブつきの部屋は高いし‥‥。冬は台所であったまってから、部屋に戻ってすぐ寝袋に入る! という感じで(笑)。

yama_takaさん、お久しぶりです。
旅だってしばらく経つのにいまさらすいません、デチェンの笑顔の写真に、うれしくなってしまいました。
そうそう、この笑顔です、もういい年のお母さんなのに、仕草も表情も言うこともかわいらしいんですよね、
ああぼくも行きたくなってきました。
いまちょうどラダックのルー(水の精霊、土の精霊)の信仰についての論文を書いてます。明日が締切りで、追い込みで書いてます。ルーはやっぱり面白いですよ、yama_takaさんもぜひ追っかけてください。
せっかくなのでルーの豆知識をひとつ:ラダックの女性が被るトルコ石がたくさん乗ったペラックってかぶり物あるでしょう、あれはコブラがモチーフで、ルーを表わしているんだそうです。コブラはナーガ(インドの蛇神)の表象として知られていますが、ルーもナーガの影響を大きく受けていてこういうことになったようです。なぜこれを女性がかぶるかというと、ルーと女性のあいだにはとても深いつながりにあるためです。
そんなとこで、ではではまた

>きよしさん
デチェンさんは毎日台所で歌っていて、絶好調です(笑)。今日はマトまでバスで行って、スタクナまで歩いた後、デチェンさんの実家まで行きましたよ。酒用の麦の種まきをするために実家に一族が集結していたので。ワンチュクもゾを追ってました。
そうそう、ルー・バンの写真、シャクティで教えてもらって、撮ってきました。ツァン除けの石はシェイで撮ったんですが、シャクティで見かけたもの(撮るのを忘れてました)の方が立派だったので、夏か秋にシャクティに行った時にでも撮ってきます。

デチェンの実家に行ったのですね、ぼくも去年の正月に泊りました。あの時は見渡すかぎり銀世界でしたが、いまは春真っ盛りなのでしょうね。そっかワンチョクがゾを追ってるのか、のどかそうでいいですね。
さっそくルー・バンの写真を撮ってくださったとのこと、ありがとうございます、助かります。そうですか、シャクティにあるんですね、探せば他にもありそうですね。ぼくのルー論文は、超特急で書いたので満足のいく内容ではないですが、とりあえずなんとか投稿しました。
ある論文に書いてありましたが、ルー・バンは水辺やシュクパの樹の近くだけではなくて、農家の麦の貯蔵庫にもあるそうです。中には麦や宝物が入った壺が入っているんだとか。ラト(ラーの祠)に似てる点が多いようです。興味津々です。ではまた。

はじめまして。来週からインドにいきます。3日目からラダック地方へ初めて行く予定です。デチェンさんの宿はとても快適そうですね。私も泊まりたいと思うのですが、名前を教えてもらえないでしょうか?チュビという場所はレーから遠いですか?

>Wakakoさん
はじめまして。ゲストハウスの名前は、このブログ上では伏せておこうかなと思っています。「お客さんは来すぎるとよくないねえ」とデチェンさんが言っていたので。詳細はメールにてお伝えします。

はじめまして、こんにちは。
本を拝見したことがきっかけで、こちらにたどり着きました。
そして来月、ついにラダックを訪れる事ができそうです。yama_takaさんの写真の世界を自分の目で確かめられる日がくるなんて!
ご縁があれば、こちらのお宿にもお世話になりたいと思います。差し支えなければ、もう少し場所のヒントを頂ければ嬉しいです。。。

>carolinaさん
はじめまして。本、お読みいただきありがとうございます。
このゲストハウスの場所は、僕の本の巻末にあるレー市街地図にも載せています(8番です)。地図をコピーして持って行って、空港でタクシーの運転手に見せれば連れていってくれると思いますよ。
よい旅を!

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