Days in Ladakh

『カレーにまつわるエトセトラ Vol.1』刊行記念オンライントークイベントのお知らせ

ひさしぶりの更新です。普段から懇意にしていただいている方々が出演される、オンライントークイベントが開催されることになったので、そのお知らせをば。

最近、日本でも人気急上昇中の、インド、ネパール、スリランカ、バングラデシュ、パキスタンなど、インド亜大陸の国々の料理。昨年暮れに阿佐ヶ谷書院から発売された『カレーにまつわるエトセトラ Vol.1』は、インド亜大陸料理の魅力について、その筋のスペシャリストの方々へのロングインタビューを中心に、各国の料理やそれらが味わえるレストラン紹介、マニアックな取材やコラムなどで構成されている、雑誌スタイルの一冊です。

この本の刊行を記念したオンライントークイベントが、下北沢の本屋B&Bの主催で開催されることになりました。出演は、インド食器や調理器具の輸入販売会社アジアハンター代表の小林真樹さんと、インド料理ケータリングユニットのマサラワーラーの武田尋善さんと鹿島信治さん、そして阿佐ヶ谷書院の『カレーにまつわるエトセトラ』編集担当の平田一郎さん。その筋の方々にはたまらない、豪華な顔ぶれです。

僕自身、出演者の方々とはそれぞれ面識があって、今回のイベントも、企画の段階から裏方としてひっそりお手伝いしているのですが、打ち合わせの段階ですでにめちゃめちゃ面白いイベントになりそうなので、個人的にも本当に楽しみです。

開催日時は3月7日(日)19時から。本屋B&B店内からのライブ中継をお楽しみいただけます。リアルタイムでの視聴が無理な方は、終了後にアーカイブ配信をご覧いただくことが可能です。イベント参加方法はこちらのページをご参照ください。

底無しにディープなインド亜大陸料理にまつわるトークを、ぜひ楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします!

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小林真樹×マサラワーラー×平田一郎
「語り尽くそう、魅惑のインド亜大陸料理」
『カレーにまつわるエトセトラ Vol.1』(阿佐ヶ谷書院)刊行記念

最近日本でも熱い注目を集めている、インド、ネパール、スリランカ、バングラデシュ、パキスタンなどの国々の料理。その異国感あふれる魅力について、インド亜大陸料理のスペシャリストの方々へのインタビューを中心に、ユニークな取材やコラム、レストランガイドなどで紹介した一冊『カレーにまつわるエトセトラ Vol.1』が、阿佐ヶ谷書院から発売されました。

この刊行記念トークイベントでは、各国の料理の特徴や食材の紹介のほか、実際に現地さながらのインド亜大陸料理が食べられる日本国内のお店の情報など、インド亜大陸料理のコアな魅力について、存分に語り尽くしていただきます。

出演は、インド食器、調理器具の輸入販売をしているアジアハンター代表の小林真樹さん、インド料理ユニットのマサラワーラーの武田尋善さんと鹿島信治さん、そして『カレーにまつわるエトセトラ』編集担当の平田一郎さん。

ディープなインド亜大陸料理の世界へ、みなさんをご案内します!

■開催日時
2021年3月7日(日)19:00〜21:00

■イベント形式
本屋B&B店内から中継するオンライントークイベントです。イベント終了後にアーカイブ動画を一週間視聴可能です。

■料金
・配信参加:1500円(税別)
・書籍つき配信参加:1500円+『カレーにまつわるエトセトラ vol.1』1200円(いずれも税別)

■参加方法
Peatixのこちらのページよりお申し込みください。注意事項など詳細はリンク先のページの情報をご参照ください。

■出演者プロフィール
小林真樹(こばやし・まさき)
インド食器、調理器具の輸入販売をする、有限会社アジアハンター代表。著作に『日本の中のインド亜大陸食紀行』(阿佐ヶ谷書院)、『食べ歩くインド 北・東編』『食べ歩くインド 南・西編』(旅行人)がある。

マサラワーラー
武田尋善(たけだ・ひろよし)と鹿島信治(かしま・しんじ)による、ケータリングのインド料理ユニット。全国各地でインド料理を振る舞っている。著作に井生明・春奈との共著による『南インドカルチャー見聞録』(阿佐ヶ谷書院)がある。

平田一郎(ひらた・いちろう)
阿佐ヶ谷書院の編集者。『カレーにまつわるエトセトラ』編集担当。

『ラダック ザンスカール スピティ[増補改訂版]』販売継続決定!

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。コロナ禍でいまだに油断ならない昨今ですが、今年もよろしくお願いします。

さて、年明け早々ですが、お知らせです。昨年末までで出荷が停止される予定だった拙著ガイドブックラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット[増補改訂版]が、2021年以降も継続して販売されることになりました!

昨年11月に発表された「地球の歩き方」の事業譲渡とダイヤモンド・ビッグ社の清算に伴い、僕の本は当初、新会社に在庫を引き継がれずに絶版にされる見通しになっていました。その情報をこのブログやSNSでお知らせしたところ、この本に対して想像をはるかに超える数のご注文をいただき、出版社の倉庫にあった使用可能在庫がすべて出荷されてしまうという事態に。これを受けて状況が大きく変わり、新会社の(株)地球の歩き方でも、引き続きラダック ザンスカール スピティ[増補改訂版]を販売してもらえることになりました。

新会社の(株)地球の歩き方に引き継がれる本は、2018年の発売からしばらく後に書店から返本されてきた在庫(返品在庫)のうち、本自体に問題がないものにカバーと帯をかけ直したものが、使用可能在庫として充てられます。出版社名とバーコードの変更は、シールを貼って対応するとのことです(それに伴い、アマゾンなどネット書店の販売ページも別に新しく用意されます)。新たに使用可能在庫となる本の冊数自体はそれほど多くはありませんが、当面の間は、書店からの注文に応じて支障なく出荷できる体制になるそうです。

このような決着を迎えられたのも、ひとえに、拙著を購入してくださったみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。これからも、この本を必要としている方のもとへ、一冊でも多くお届けできるようにしていきたいと思います。

そして、いつ、どこから、どんな形でかはまだわかりませんが、さらに掲載内容をアップデート(というより、完全に内容を一新)したラダックのガイドブックの制作も目指していきます。それまでどうぞよろしくお願いします。

本は、読まれて初めて、命を宿す

11月中旬に発表された、ダイヤモンド・ビッグ社の「地球の歩き方」の事業譲渡と同社の清算に伴い、同社から刊行されていた拙著『ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット[増補改訂版]』の出版社の在庫が年内を目処に処分され、以後は絶版という形になる、という情報を、少し前にこのブログに掲載しました。

「地球の歩き方」事業譲渡に伴う「ラダック ザンスカール スピティ[増補改訂版]」の今後の販売について

在庫が処分されてしまう前に、一冊でも多く、必要とされる方のもとにお届けできれば、と思っての投稿でしたが、かなりの冊数だったので、正直、この短期間のうちに全部を出荷するのは到底無理だろう、とも思っていました。

しかし、上記の情報を投稿後、我々もびっくりするほどたくさんの注文が殺到し、アマゾンや楽天ブックスなどのオンライン書店ではどこも一時品切れに。その後もさらに予約注文が続々と入り、出版社からの出荷によって各書店での在庫が復活してきたのは、ほんの一週間ほど前からでした。発売から3年近く経つ旅行用ガイドブックとしては、ちょっとありえないほどハイペースでの出荷だったそうです。

12月11日(金)の時点で、出版社の倉庫に残っている『ラダック ザンスカール スピティ[増補改訂版]』の使用可能在庫は、わずか5冊。在庫処分が予想されていた期限までに、確実にすべて出荷できそうです。これも、みなさんからたくさんのご注文をいただけたおかげです。本当にありがとうございます。倉庫の中で出番を待ち続けていた本たちを無駄にせずにすんで、正直、ものすごくほっとしました……。

今年の春、コロナ禍に伴う緊急事態宣言下での発売となった『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』を世に送り出した後も、本当にたくさんの方々から、SNSやメール、お手紙などで、読後の感想をお寄せいただきました。1通々々、すべてじっくり目を通させていただいていますが、それぞれの方の気持や想いが、ずしりと籠っていて。自分の書いた本が、一人ひとりの読者の方に、いろいろな形で読まれて、心に留めておいていただけているというのは、僕にとって本当に、何物にも代え難い喜びです。

本というものは、読者の方のもとに届いて、手に取られてページをめくられ、読まれることによって初めて、命を宿す存在なのだと思います。僕たちは、何よりも誰よりも、読者の方々のために、本を作り、届けなければならない。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』や『ラダック ザンスカール スピティ[増補改訂版]』での一連の経験を通じて、僕はあらためて、とても大切なことを教えていただいた気がしています。

本当に、ありがとうございました。これからも、さらに気合を入れて、頑張ります。

それでも僕は、荒地で石ころを積む

去年の春、このブログで、こんな文章を書きました。

荒地で一人、石ころを積む

ラダックという土地で僕が今までやってきたのは、誰もいない荒地で一人、石ころを淡々と積んでいたようなもので、でもその石ころの山も、今はそれなりに大きな山になっているのかも、という文章でした。積み上げたその山も、災害とか、戦争とか、どうにもならない事情によって突き崩されることもあるかもしれないけれど、とも書いていました。

これを書いてから今日までに、自分自身や世の中で起こった出来事をふりかえると、何というか、当たらなくてもいい予言が当たってしまった感が半端ないです(苦笑)。仕事で大切にしてきた信頼関係を反故にされたり。コロナ禍で海外取材に行くこともままならなくなったり。「地球の歩き方」事業譲渡の余波で『ラダック ザンスカール スピティ[増補改訂版]』の出版社在庫が処分されることになったり。積み上げてきた石ころの山が、あちこちでぽろぽろ崩れていくのを眺めているような心持ちでいます。

ただ、今の自分が凹んでいるかというと、そうでもなくて。トラブルの原因はすべて外部からの由来のものですし、こうなってしまったのは仕方ない、次だ次、と、結構さっぱりと開き直っていたりします。

自分が、あの高さまで石を積み上げられるのは、もうわかっている。だったらまた、積み上げればいい。あの高さよりも、もっと上に。

今年の春に上梓した『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』は、僕にとって本当に大きな、節目の一冊になりました。企画から取材、執筆、編集に至るまでの各プロセスで、以前から自分なりに考えていた「旅の本」の理想形に一番近づけることのできた本だと思っています。未読の方で、ご興味をお持ちいただけるようでしたら、冬の休日に読む一冊にぜひ。

2021年の初夏には、ラダックについて書いた、新しい本を出します(まさに現在、鋭意執筆中です)。それとは別に、たぶん2、3年後になると思いますが、ラダックの旅行用ガイドブックも、完全に新しい形で作り直します。自分が伝えたいことは何なのか。それは自分にとって何なのか。そのことを常に自問自答しながら、自分にしか作れない本を、一冊、一冊、作り続けていこうと思います。たとえ、それらの本が、世の中の大半の人々にとっては取るに足りない石ころであったとしても、積み上げる価値は確かにあるはずだ、と信じて。

そのためにはまず、今のこの難しい時期を、心身の健康と日々の生活をきちんと整えながら、乗り切っていかなければ、とも思います。でないと、頑張ろうにも何も始められないですから。なので、みなさんも、健康と生活を大切に。しっかり、サバイブしていきましょう。

『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』写真展示@書泉グランデのお知らせ

東京・神保町にある書店、書泉グランデの店内で、『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』の写真展示が始まりました。期間は2020年12月1日(火)から31日(木)まで。場所は、同店5階の階段踊り場にある展示スペースです。

今回の展示は、書泉グランデの書店員の方からご提案いただいたそうで、準備のほとんどは雷鳥社の担当編集者さんがしてくださいました(ありがとうございます!)。書泉グランデでは発売当初から『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』を推していただいていて、数量限定ミニ写真集『夏の旅 ラダック、東の高地へ』もずっと同梱して販売していただいています。本当にありがとうございます。

年の瀬に、神保町付近にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。同店のオンラインショップ「書泉オンライン」でも、『冬の旅』と『夏の旅』のセットを販売していただいてますので、遠方の方はそちらをぜひ。よろしくお願いします。