Days in Ladakh

写真展「Summertime in Ladakh」開催のお知らせ

ひさしぶりの更新です。約1カ月のラダック滞在を終え、先日、予定通り無事に帰国しました。ツアーガイドの仕事だけでなく、個人での取材でも貴重な体験をさせてもらうことのできた、実り多い日々でした。

さて、9月9日(金)から30日(金)までの3週間、綱島にある旅カフェ、ポイントウェザーで、ラダックの写真展を開催させていただくことになりました。小さめの規模ではありますが、今年の夏にラダックで撮影してきた最新の写真のみで構成する予定です。ぶっちゃけ、ゴンパもなければ湖もないというマニアックな内容ですが(笑)、「これもラダックなの?!」とちょっと驚いてもらえるような、それでいて「やっぱりヤマタカらしい写真だな」とうなずいてももらえるような、そんな展示にしようと思っています。

春先に引き続き、今回の写真展会場でも、『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』に未収録エピソード小冊子とポストカード2種をセットにした「限定特典セット」の販売を行います。まだ買い損ねているという方、そろそろ「限定特典セット」をゲットできるラストチャンスかもしれないので、お早めに!

以下、写真展の詳細です。

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山本高樹 写真展「Summertime in Ladakh」

異国から来た仏師の末裔が暮らす村。9年ぶりに再会した花の民の女性。遊牧民の暮らす標高4500メートルの世界。ヒマラヤのさいはての地ラダックを見つめ続けてきた写真家、山本高樹が、2016年夏に撮影した未発表作品を展示する最新写真展。

会期:2016年9月9日(金)〜9月30日(金)
会場:POINT WEATHER
神奈川県横浜市港北区綱島西1-14-18
http://www.pointweather.net/
火曜〜日曜11:00〜21:00 月曜休
※写真展会場では『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』に未収録エピソード小冊子とポストカード2種をセットにした「ラダックの風息[新装版]限定特典セット」の販売も行います。

トークイベント「写真家たちが見たブータンの素顔」@モンベル渋谷店のお知らせ

今年だけで何度目だという感じでちょっと恐縮ですが、トークイベントのお知らせです。今年6月、4人の写真家の方々とともに訪れたブータンでの体験について、それぞれの写真を交えて語り合うトークイベントに出演させていただくことになりました。日時は9月24日(土)の午後、会場は渋谷のモンベル渋谷店サロンです。きっと面白いトークになると思いますので、ご来場、お待ちしています。

以下、イベントの詳細のご案内です。

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関健作×三井昌志×野村哲也×中田浩資×山本高樹 トークイベント
「写真家たちが見たブータンの素顔」

2016年6月、世界各地をフィールドに活躍する5人の日本人写真家たちが、ヒマラヤの小国、ブータンを訪れました。信号機のない首都、美しい棚田に彩られた農村、人々の屈託のない笑顔。ブータンでの数々の出会いの中で、5人の写真家たちは何を感じ、何を思い、何を写真に切り取ったのでしょうか。さまざまな国々を独自の視点で見つめてきた写真家たちが、彼らの見た素顔のブータンとその魅力について語り合うトークイベントです。

■日時:9月24日(土)14:30〜16:30(14:00開場)
■会場:モンベル 渋谷店 5F サロン
東京都渋谷区宇田川町11-5 モンベル渋谷ビル TEL03-5784-4005
http://www.montbell.jp/
■定員:90名(メールによる事前予約制)
■主催:GNHトラベル&サービス
http://gnhtravel.com/

■参加方法
メール(event@gnhtravel.jp)にてご予約の上、イベント当日に会場入口でお一人につき以下の方法のいずれかでご入場ください。予約のメールでは件名を「トークイベント予約」とし、参加される方のお名前(複数名の場合は全員のお名前)と、それぞれの方が下記のA、B、C、D、E、Fのどの方法での入場を希望されるのかをご明記ください。

A:関健作『ブータンの笑顔』の購入(税込1728円)
B:三井昌志『渋イケメンの国』の購入(税込1728円)
C:野村哲也『イースター島を行く モアイの謎と未踏の聖地』の購入(税込1080円)
D:下川裕治・中田浩資『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』+『週末アジアでちょっと幸せ』2冊の購入(合計税込1577円)
E:山本高樹『ラダックの風息[新装版]』の購入(税込1944円、非売品小冊子『未収録エピソード』とポストカード2種付)
F:書籍は購入せずに参加費1500円のお支払い(モンベルカードご提示の方は1300円)

※トークイベント終了後に開催を予定している懇親会(会場は渋谷近辺を予定、参加費は実費となります)に参加ご希望の方は、メール(event@gnhtravel.jp)でのご予約の際にその旨をお知らせください。
※定員を超えてしまってからのご予約は、お立見になる場合があることをあらかじめご了承ください。
※会場ではご入場時にA〜Eの書籍をお買い上げにならなかった方々にも、各書籍の販売を行います。
※会場で書籍をお買い上げいただいた方でご希望の方には、イベント終了後、著者によるサインを進呈致します。
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まっさらな気持で

写真は、去年の夏、ヌブラのトゥルトゥクで撮った、星空と流れ星。

ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]」が発売されてから、3カ月ほど経ちました。この本を実際に作りはじめたのは去年の暮れ頃からだったのですが、それからの約半年間は、本当に怒涛のような日々で……。いつにもまして忙しかったルーティンワークや新規の依頼をこなしつつ、本の編集作業、書店へのご挨拶回り、三鷹と横浜での写真展、合計3回のトークイベントと、過去に記憶がないくらいの忙しさでした。その上、沖縄やブータンに取材に出かけたりもしてましたし。

でも、このタイミングで「ラダックの風息[新装版]」を世に送り出せたことは、僕自身にとっても本当に大きなプラスになったと思います。写真をゼロからすべて再構成して倍増させ、その後の歳月の中で感じていた思いをエピローグの新章(と未収録エピソードの小冊子)に凝縮させたことで、僕がこれまでラダックで積み重ねてきたものをすべて出し切ることができた、と実感しているからです。

これまでのことは、すべてOK。じゃあ、これからは? そう考えた時、今までになくまっさらな気持で、ラダックで、あるいは他の場所で、あれをやりたい、これもやりたい、とたくらんでいる自分がいます。どこまでやれるのか自分でもわかりませんが、だからこそ楽しみというか、やりがいがあるというか。こんなまっさらな気持になれたのも、ひさしぶりかもしれません。

そう、今年もラダックに行く時期が近づいてきました。7月11日に日本を発ち、翌12日にラダック入り。いくつかの取材に取り組んだ後、7月下旬からは現地発ツアーのガイドを務めます(各コースとも催行は決定してますが、お申し込みはまだ間に合うかも)。日本に戻ってくるのは、8月8日の予定です。

まっさらな気持で、再びラダックへ。いってきます。

旅とカメラと言葉が僕にくれたもの

6月11日(土)午後、京都の恵文社一乗寺店で開催した、写真家の吉田亮人さんと装丁家の矢萩多聞さんとのトークイベント「旅とカメラが僕たちにくれたもの」。僕にとって初の東京以外の場所でのイベント出演だったのですが、遠くは兵庫や大阪からなど、たくさんの方々にお集まりいただいて、大盛況のうちに終えることができました。「ラダックの風息[新装版]」も会場でたくさんお買い上げいただいて、とても嬉しかったです。お店の方にも喜んでいただくことができました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

今回ご一緒した吉田さんと矢萩さんは、トークがとてもナチュラルで面白くて、僕自身、話していてすごく楽しくて、いくらでもしゃべり続けられそうなほどでした。うまく話がまとまっていたのかどうか、例によって記憶が飛び飛びなので自信はないのですが……。ただ、ここ最近、約1週間のブータン取材など、写真家の方々と接する機会が多かったので、僕自身の旅と写真、そして文章の特徴について、おぼろげにつかんでいるだけだったものがある程度整理して捉え直せたような気がしていて、ラダックの話以外に、そのことを少しお話しできたのはよかったかなと思います。

僕は被写体と対峙した時、他のプロの写真家の方々に比べると、全然グイグイ前に行けないんですね。自分の新鮮な感動を瞬間的にズバッと切り取る、というのが、どうも苦手なようで。どちらかというと、ゆっくり、じっくり、慎重に見定めて、相手が人ならコミュニケーションを試みて、撮らせてもらえそうだったら撮る、無理そうならあきらめる。プロの写真家にあるまじき瞬発力のない弱腰な姿勢なわけです。一つの場面に費やす枚数も、全然少ないですし。

ただ、裏を返せば、それが僕の特徴でもある。最近そう思うようになりました。

前に三井昌志さんにも言われたのですが、僕のルーツは物書きなので、何かと対峙する時も、写真家というより物書きとしてのアプローチで考えているのだと思います。その人や風景やものごとを、じっくり見定め、考えて、自分なりに理解したい。そうしなければ撮れない、いや、そうするからこそ撮れる写真も、確実にあると思うのです。まあ、実際に撮り始めたら、意識はほぼ無の状態になっているとは思うのですが……。

その時、なぜ撮るのか、なぜ書くのか、自分なりの必然性を感じられるかどうかを確かめたい。僕にとって、写真を撮ることは、それについての文章を書くことと不可分ですから。逆に言えば、僕の写真は、文章と一体化することで初めて本来の力を発揮できるのかな、とも思います。

そんな風に思いをめぐらしていくと、旅とカメラと言葉が僕にくれたものは、本当に大きなものだったと思います。それらなくしては、今の僕という人間自体が成り立たなかったほどの。だからこれからもずっと、旅とカメラと言葉に関わり続けて、一冊でも多く本を作り続けたいと思っています。

写真展「風息の行方 ラダック ザンスカール スピティ」、横浜中華街でも開催します!

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3月末から5月末まで、東京・三鷹で開催していた写真展「風息の行方 ラダック ザンスカール スピティ」。約2カ月間の会期中、おかげさまでたくさんの方にご来場いただいたのですが、その一方で「都合がつかなくて行けなかった」「別の場所ででもまたやってほしい」という声も、少なからずこちらに届いていました。

そこで、以前「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」にスリランカの素晴らしい写真をご提供いただいて、現在は横浜中華街で「旅カフェ&バル Short Trip ショートトリップ」を奥様と経営されている高橋良行さんにご協力いただいて、同店の店内で写真展「風息の行方」の延長戦を行わせていただくことにしました。約2週間という期間と店内の構造を考慮して、三鷹の展示での前期と後期の内容をミックスして再構成した展示にする予定です。もちろん、「ラダックの風息[新装版]」に未収録エピソードの小冊子と新旧表紙写真のポストカード2種をセットにした「ラダックの風息[新装版]限定特典セット」の販売も行います。

会場となる「旅カフェ&バル Short Trip ショートトリップ」は、中東やアフリカなど他ではなかなか味わえないエスニックな料理の数々と世界各国の100種類以上のドリンクを楽しむことのできるユニークなお店です。旅カフェならではのゆるやかな雰囲気の中で、ラダックやザンスカール、スピティの写真を楽しんでいただけると嬉しいです。

三鷹での展示を見逃した方、この内容の展示は今度こそ最後になる可能性が高いので、どうぞお見逃しなく。僕も週末を中心にちょこちょこ在廊させていただくつもりなので、予定が決まったらTwitterFacebookページでお知らせしますね。ご来場、お待ちしています!

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山本高樹 写真展
「風息の行方 ラダック ザンスカール スピティ」

インド北部、ヒマラヤの西外れにひっそりと息づくチベット文化圏、ラダック、ザンスカール、スピティ。この地をずっと見守り続けてきた「ラダックの風息[新装版]」の著者、山本高樹による最新写真展。空果つる地を吹き抜ける、風息の行方を辿る旅へ。

期間:2016年6月14日(火)〜6月29日(水)
会場:旅カフェ&バル Short Trip ショートトリップ
神奈川県横浜市中区山下町214 RIビル2F
TEL&FAX 045-641-6950 http://shorttrip.info
時間:14:00〜23:00
定休:月曜日
料金:無料(会場が飲食店なので、1品以上のオーダーをお願いします)

※会場では山本高樹の最新刊「ラダックの風息[新装版]」に部数限定の小冊子「未収録エピソード」とポストカード2種をセットにした「ラダックの風息[新装版]限定特典セット」の販売も行います。

めぐり逢う場所で

2016年3月29日(火)から5月29日(日)まで、約2カ月間開催していた写真展「風息の行方 ラダック ザンスカール スピティ」。展示専門のギャラリーではなく飲食店の店内での展示というスタイルの写真展でしたが、期間中、本当に、本当にたくさんの方々にご来場いただきました。3月下旬に上梓したばかりの新刊「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]」も、びっくりするほど大勢の方々に会場でお買い求めいただきました。心から感謝しています。

今回の写真展では、期間中に仕事の合間を縫いながら、できるだけ長い時間、会場に在廊することを心がけていました。4月と5月に書いた原稿の8割は、リトスタで在廊しながら書いたんじゃないかと思います(笑)。なるべく会場に身を置くことで、訪ねてきてくださった方々(知人の方も、初対面の方も)からいろんなお話を聞ける機会が増えて、僕自身にとっても貴重なフィードバックになりました。

4月と5月に開催したトークイベントも、この写真展もそうですが、こうしていろんな方々に出会える場所や時間を作るというのは、本当に大切なことだなと、あらためて実感しています。そうやって人とめぐり逢う場所でしか気付けないこと、伝わらないこと、感じ取れないことは、確実にあります。それをおざなりにして好き勝手に突っ走るだけでは、独りよがりになってしまいかねないですよね。だから、この写真展、本当にやってよかったと、しみじみ思います。

さて、今回の写真展、これで完全にフィナーレかと思いきや……場所を変えての延長戦、あるかも? 続報をお楽しみに。

吉田亮人×矢萩多聞×山本高樹トークイベント@恵文社一乗寺店(京都)のお知らせ

4月、5月に引き続き、6月のトークイベントのお知らせです。今回は何と! 僕にとっては初の地方開催のイベント出演です。日時は6月11日(土)午後、場所は京都では知らぬ人のいない書店、恵文社一乗寺店。トークのお相手は、注目の新作写真集「Tannery」を発売されたばかりの気鋭の写真家、吉田亮人さんと、その写真集のデザインを手がけられた装丁家の矢萩多聞さん。僕にとっても、一緒にお話をさせていただくのがとても楽しみなお二人です。旅について、写真について、そして本を作ることについて、たっぷりお話しできたらと思っています。関西のみなさん、ご来場、お待ちしています!

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吉田亮人×矢萩多聞×山本高樹トークイベント
「旅とカメラが僕たちにくれたもの」

旅に出て、どこかで、何かに、誰かと出会い、心を揺さぶられる。その心の震えを、写真家たちはカメラで記憶に焼きつけていきます。バングラデシュで、人間が働くことの価値と美しさを見つめ続けてきた、吉田亮人。吉田の作品の魅力と力強さを最大限に引き出す写真集を作り上げた装丁家、矢萩多聞。ヒマラヤの最果ての地ラダックにこだわり、そのありのままの姿を写真と文章で伝え続ける、山本高樹。インドやバングラデシュといった南アジアの国々と深い関わりを持つ3人が、旅と写真、そして本づくりについて、とことん語り尽くすトークイベントです。

■日時
2016年6月11日(土)13:30開場/14:00開演

■会場
恵文社一乗寺店イベントスペースCOTTAGE(コテージ)
京都市左京区一乗寺払殿町10 恵文社一乗寺店 南側
http://www.cottage-keibunsha.com

■料金
1000円

■予約・お問い合わせ
※要予約、予約後のキャンセルはご遠慮ください。
コテージご予約フォーム:https://cotage.sakura.ne.jp/event_form/
もしくは恵文社一乗寺店まで(075-711-5919)

【出演者プロフィール】
吉田亮人(よしだあきひと)
1980年宮崎市生まれ。京都市在住。滋賀大学教育学部卒業後、タイにて日本語教師として現地の大学に1年間勤務。帰国後小学校教員として京都市にて6年間勤務し退職。2010年より写真家として活動開始。2014年12月、初の写真集「Brick Yard」を発行(私家版・限定200部・矢萩多聞デザイン)コニカミノルタフォトプレミオ2014年度大賞、Paris Photo-Aperture Foundation Photobook Award 2015 ノミネート、ナショナルジオグラフィック写真賞2015最優秀賞など受賞多数。

矢萩多聞(やはぎたもん)
1980年横浜生まれ。9歳のとき、はじめてネパールを訪れてから、毎年インド・ネパールを旅する。中学1年生で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。1995年から、南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催する。2002年、対談本『インド・まるごと多聞典』(春風社)を刊行。この頃から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに400冊を超える本をてがける。2012年、事務所兼自宅を京都に移転。現在、インド、横浜、京都を行き来し、本とその周辺を愉快にするために日々手を動かしている。近著に『偶然の装丁家』(晶文社)がある。

山本高樹(やまもとたかき)
1969年岡山県生まれ。 著述家・編集者・写真家。 2007年から2008年にかけて、インド北部のラダックに長期滞在して取材を敢行。以来、かの地での取材活動をライフワークとしている。 著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)『ラダック ザンスカール トラベルガイド インドの中の小さなチベット』(ダイヤモンド・ビッグ社)など。