一カ月ほど、台湾へ

あさってから一カ月ほど、一人旅に出る。行き先は、台湾。首都の台北から、主に台鉄を使って移動し、街ごとに数泊ずつしながら、反時計回りに一周してこようと思っている。

今週に入ってからは、その旅の最終的な準備で、まあまあ右往左往していた。予約するのが難しい阿里山森林鉄路の切符を、一部の区間だけだがどうにかゲットし、それぞれの街で泊まれそうな安宿もおおよその目星をつけ、キャンセル無料のところにはWeb経由で予約を入れた。旅程は今日の時点でもまだ調整しているが、だいたい固まった。最後の三日間は、有休を取った相方と台北で合流して、二人で観光をする予定。

台湾のような国だと、今はWebで検索するだけで、ありとあらゆる情報が手に入る。Googleマップはもちろん、乗換案内のアプリやeSIMのアプリなど、便利なツールも揃っている。そうした情報やツールは、もちろんある程度は準備しているけれど、あまり当てにしすぎないようにしようとも思っている。その日その場所でしか感じ取れないこと、体験できないことを大事にしたい。

とりあえず、標高四千メートルの高地でユキヒョウを撮るよりはラクだと思うので(笑)、ゆるりと行ってきます。

秋晴れの山行


ここしばらく立て込んでいた仕事にもどうにかメドがつき、天気も今日はよさそうだったので、約1カ月ぶりに山歩きへ。前回とコンディションを比較したかったので、あえて同じ陣馬山から高尾山までの縦走コースを選んだ。

聞けば、今年の10月は、日照時間が記録的に短かったのだそうだ。どうりで、曇りや雨の日ばかりだと思った……。

拙著6作品の電子書籍化のお知らせ


これまで紙の書籍のみで販売されていた拙著の6作品が、いっせいに電子書籍化されました。AmazonのKindleのほか、主要な電子書籍プラットフォームで販売を開始しています。

『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』

『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』

『雪豹の大地 スピティ、冬に生きる』

『ラダック旅遊大全』

『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』

『旅は旨くて、時々苦い』

紙の書籍は置き場所がかさばるので……と、これまで二の足を踏まれていた方、もしいらっしゃいましたら、この機会にぜひ。

再読の日々

六月頃からひっきりなしに稼働し続けていたエアコンも、ようやく出番がなくなってきた。ガーゼの肌掛けが掛け布団になり、部屋着がTシャツと短パンから長袖スウェットの上下になり、朝のコーヒーがアイスからホットになり、近所を出歩く時の靴がサンダルからスニーカーになった。マンションから外に出ると、金木犀の匂いがふわりと漂っていた。やっと、秋らしくなった。

金子書房のnoteで、「流離人の耽読」という読書エッセイの連載を始めた。その準備の関係もあって最近は、本を読んでは連載の原稿を書くという、今までにないルーティンで仕事をしている。これが、思いのほか新鮮で、面白い。基本的に月二回更新なので、読んで、書いて、また読んで、と結構せわしなくて大変ではあるのだが、今まで書いてきた紀行文とはかなり違うスタイルの文章に挑戦していることもあって、充実感がある。何事もやってみるものだな、と思う。

連載の性格上、エッセイで取り上げるのは、かつて何度か読んだことのある本の再読である場合がほとんどなのだが、ひさしぶりに再読すると、当時心を動かされた言葉に再会してまた感動したり、以前は気付かなかったことにふと気付いたり、いろいろな発見がある。本を読むという行為自体の面白さも、再発見できているような気がしている。

せっかくの取り組みなので、がんばって、できるだけ長く連載を続けていければ、と思っている。

iPhone Airに機種変

二年ぶりに、iPhoneを機種変した。iPhone 15 Plusから、iPhone Airへ。

iPhone Airは、とにかく薄くて、軽い。15 Plusがでかくて重いモデルだったから、手に感じる重さが全然違う。今回もNOMADのレザーケースを入手して装着しているのだが、見た目はシャープだし、手の中での馴染みもいい。気に入った。

薄さとのトレードオフで、バッテリーの持続時間やカメラの性能が低めと言われているが、僕はそもそも屋外でそんなにiPhoneをいじくらないし(主に紙の本を読んでいる)、カメラはそこそこ写ればいいし(ガチで撮る時はニコンを持ち出す)、性能的にはiPhone Airに何の不満もない。薄く軽くしてもらえて助かっている。今後もこのラインは継続してほしいなと思う。

今回はキャリアの買い替えプランに合わせて二年で機種変したのだが、最近はモデルチェンジごとの性能差もそこまでないし、バッテリーが劣化しなければ五、六年は余裕で使える。もう、シャカリキにスマホを売りさばくべき時代ではないような気もするのだが、どうだろうか。