監修を担当した、2冊の本

今年の夏、立て続けに2冊の本の監修を担当させていただく機会がありました。

1冊は、蔵前仁一さんの『ホーボー・インド』。蔵前さんがインド各地を巡った際のエピソードを綴った旅行記で、僕はそのうち、ラダックの章に掲載されている情報の監修を担当させていただきました。生原稿の段階で、ラダックの章にのみ、目を通させていただいています。冷静に考えると……雑誌『旅行人』や数々の旅の著作を手掛けてこられた蔵前さんの新刊を、自分が監修させていただくことになろうとは……本当に光栄ですし、蔵前さんご本人からご相談いただけて、嬉しかったです。

もう1冊は、里中はるかさん(はるか180cmさん)の初の著作となるコミックエッセイ『女ひとり、インドのヒマラヤでバイクに乗る。』。はるかさんとは、彼女がラダックをレンタバイクで旅していた頃にSNS経由でやりとりをしていて(主にはるかさんの体調不良についての相談)、その時からのご縁で、今回の書籍化に際して監修のご依頼をいただきました。こちらは、ネームの段階で全体に目を通して、気付いた点を指摘させていただいています。はるかさんならではのフレッシュな目線で描かれたラダックでのツーリングの旅行記、山あり谷ありの珍道中で面白いですし、読後感も爽やか。特に後半の民家でのホームステイのくだりが、ラダックの人々のありのままの暮らしに目線が向いている感じで、良かったです。

ラダックについて書かれた本の監修を担当したのは、この2冊が初めてだったのですが(しかもどちらも6月に依頼が届いたという、汗)、それぞれ全然違う内容の本で、良い経験をさせていただけたと思っています。蔵前さん、はるかさん、ありがとうございました。

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