今日の昼過ぎ、ラマユルからレーに戻ってきました。まずはリゾン・ゴンパで過ごした日々の報告から。
リゾン・ゴンパは、下ラダックのインダス川沿いにあるウレ・トクポという村から、街道を外れて山の中に6キロほど分け入ったところにあります。僕は街道沿いでバスを降り、意を決して歩き始めました‥‥が、ひたすらダラダラ続く上り坂を荷物を背負って歩くのは、かなりしんどかった‥‥。
そうして1時間半ほど歩いていくと、折り重なるように連なる鋭い山裾の奥に、突然、白亜の僧院が姿を現しました。感動的‥‥というか、やっと着いた‥‥。
ゴンパの中でラマを見つけて、2日ほどゴンパに泊めてもらいたいと言うと、快く受け入れてくれました(というか、僕が歩いてきたことに呆れてました)。僕にあてがわれた部屋は、ゴンパの東端にある来客用と思われる一室。窓の外には、こんな絶景が! 毎日この景色を眺めていたら、修行の効果が上がりそうです。
通常このゴンパには、おそらく十数人程度のラマが常駐しているのではないかと思います。朝は5時頃からラカンを開けたりする作業を始め、6時頃に朝食(ツァンパなど)。各自いろんなお勤めや作業をしながら、13時頃に昼食(サブジーとライスなど)、19時頃に夕食(トゥクパ、スキウなど)という感じの生活。ごはんは台所に集まって、みんなで床に輪になって坐っていただきました。
炊事係のパルデンさん。チベット人。写真は怖い顔ですが、いい人です。ごはんの時だけでなく、頼んでいないのにチャイのポットを僕の部屋に持ってきてくれたり、とても親切にしてくれました。気に入られたのかもしれません。
サーズ・リンポチェをはじめとする3人のリンポチェが近いうちにリゾンを訪れるということで、ゴンパではその準備に大わらわ。みんなで掃除をしたり、壁の色を塗り直したり。僕もタルボチェ(祈祷旗を結びつけた竿)を代えるお手伝いをちょっとだけしたりしました。
夕暮れ時、わずかな水で洗濯をする老ラマと少年ラマ。なんだかほのぼのとした光景。
リゾン・ゴンパのふもとには、5年ほど前に少年僧のための学校が建てられました(一番最初の写真の黄色い建物)。3人の先生が32人の生徒を教えています。授業はチベット語、ヒンドゥー語、英語、算術、仏教など、月曜から土曜までみっちり。先生の一人、ゲン・チョタクさんに日本語のガイドブックを渡すと、ニコニコ笑いながら生徒たちに「ほら、日本語で書かれたラダックの本だよ」と言って見せていました。
短い滞在でしたが、ラマの日頃の暮らしにじかに触れることができて、いい経験をさせてもらいました。リゾン・ゴンパ自体も気に入ったので、また機会があったら訪れてみたいと思います。‥‥今度はジープで(笑)。
初めまして。
ラダックの写真展を拝見させて頂いた三鷹住民です。
私も昨年10月にリゾンを訪れましたが、谷を登っていって
あの僧院が見えたときは「おお!」と思いましたね。
二人の青年僧が案内してくれたのですが、ラダックの
ガイドブック見せたら、興味深そうに読んでいました。
これからも、ラダックへ思わず行ってしまいたくなる様な
記事を期待しています!
やまたかさん、
ジュレー!!
どこ行ったかなと思ったらRizongでしたね。そうえばそこのChulichanでは太陽電気(Solar Light)のRepairが必要ですってLEDeGからジュレーラダックにサポートのお願いがきていますがジュレーラダックはToyotaさんにお願いをしています取れたらやる予定です。
後、その学校のOboさんのせんせいは僕のしりあいで、今ラダックのLAHDCの代表の兄弟ですよ!
>ki-chiさん
ありがとうございます。何気に読者の三鷹住民率が高いのがこのブログの特徴です(笑)。
>スカルマさん
トヨタですか。あそこで企業CMを作ったらいいのができそうですよね。サポートが実現することを期待してます。
ゲン・チョタクさんは以前レーのラムドン・スクールの先生だったそうで、うちのゲストハウスの息子さんたちも彼に教えてもらっていたそうですよ(笑)。いい先生だと言ってました。