山本高樹 最新刊『流離人のノート』2025年10月中旬発売!

竹沢うるま × 山本高樹「境界と中心 旅の波間で揺れ動くもの」開催のお知らせ

2026年1月25日(日)の夜、下北沢の本屋B&Bで、写真家の竹沢うるまさんとのトークイベントに登壇させていただくことになりました。竹沢さんの新作写真集『Boundary | 中心』と、僕の新刊『流離人のノート』のW刊行記念トークイベントとなります。

前作『Boundary | 境界』では「境界」というテーマで世界を俯瞰的な視点で捉えようとしていた竹沢さんですが、同じ系譜に連なる今回の『Boundary | 中心』では、「中心」というテーマで世界各地を旅しながら、鮮烈な写真の数々を撮影されています。そうした旅と取材の日々の中でのさまざまな経験と、それによって竹沢さん自身の内面にはどのような変化があったのかなど、いろいろお聞きできればと思っています。

このトークイベントには、本屋B&Bへの来店参加のほか、配信視聴(アーカイブ配信付き)の形でもご参加いただけます。竹沢さんとは、実に約5年ぶりとなる対談です。興味深いトークになると思いますので、ご参加いただけると嬉しいです。

トークイベントの詳細とお申し込みは、下記にて。


竹沢うるま × 山本高樹
「境界と中心 旅の波間で揺れ動くもの」
『Boundary | 中心』(青幻舎)『流離人のノート』(金子書房)W刊行記念

これまでに世界140カ国以上を旅しながら、鮮烈な写真の数々を撮影し続けてきた写真家、竹沢うるまさん。待望の新作写真集『Boundary | 中心』が、2026年1月に発売されます。

2021年に発表された写真集『Boundary | 境界』では、国境や民族などさまざまな対立によって生じている「境界」を、自然の時間軸と鳥のような視点で俯瞰的に捉えようとした意欲作でした。その系譜に連なる今作のテーマは「中心」。世界の中心にいるのは自分自身なのか、それとも辺境と呼ばれる土地で暮らす人々なのか。数多の旅の中で撮影されてきた竹沢さんの写真は、私たちの価値観が揺らぐような根源的な問いを投げかけてきます。

このトークイベントでは、竹沢さんがどのような思いを抱きながら旅をし、撮影に取り組んできたのか、またそれによって、竹沢さん自身の中にどのような変化が生じたのかを、じっくりと伺っていきます。

聞き手を務めるのは、著述家・編集者・写真家の山本高樹さん。普段はインド北部のラダックを中心に取材に取り組む山本さんは、30年以上にわたる世界各地での旅のエピソードを綴った紀行短篇集『流離人(さすらいびと)のノート』を、2025年10月に上梓されたばかりです。この本にも、旅の中での思いもよらない経験を通じて、山本さん自身の価値観や考え方が揺れ動くさまが描かれています。

本屋B&Bでは、2021年4月以来、約5年ぶりとなるお二人の組み合わせによるトークイベントに、どうかご期待ください。

■日時
2026年1月25日(日)19:00〜21:00

■会場
本屋B&B
世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
https://bookandbeer.com/

■参加費(いずれも税込)
【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円
【配信参加】1,650円
【サイン入り書籍つき配信参加】1,650円+書籍『Boundary | 中心』6,600円
【サインなし書籍つき配信参加】1,650円+書籍『Boundary | 中心』6,600円
【サイン入り書籍つき配信参加】1,650円+書籍『流離人のノート』2,420円
【サインなし書籍つき配信参加】1,650円+書籍『流離人のノート』2,420円
※書籍の発送はイベント後となります。

■参加方法
下記のリンク先のページで、記載されている注意事項をお読みの上、お申し込みください。
https://bb260125a.peatix.com

■出演者プロフィール

竹沢うるま(たけざわ・うるま)
1977年生まれ。写真家。出版社スタッフフォトグラファーを経て、2004年独立。2010年から2012年にかけて1021日103カ国を巡る旅を敢行し、写真集『Walkabout』(小学館)と旅行記『The Songlines』(小学館)を発表。雑誌や広告の撮影をしながら、写真集と写真展において自身の作品発表を継続的に行っている。2015年NYで開催された写真展「Land」は現地メディアに多く取り上げられ、評価を得る。2021年にはアイスランドの大地を捉えた『Boundary | 境界』(青幻舎)を発表し、新たな作品シリーズがスタート。世界各地を旅しながら写真を撮り、主なテーマは「大地」。そこには大地の一部として存在する「人間」も含まれる。第三回ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリ受賞。大阪芸術大学客員教授。「うるま」とは沖縄の言葉でサンゴの島を意味し、写真を始めたきっかけが沖縄の海との出会いだったことに由来する。
https://uruma-photo.com

山本高樹(やまもと・たかき)
著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部のラダックを中心としたチベット文化圏に長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。主な著書に『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』『ラダック旅遊大全』『雪豹の大地 スピティ、冬に生きる』(雷鳥社)、『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』『旅は旨くて、時々苦い』(産業編集センター)、『流離人のノート』(金子書房)など。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞。
https://ymtk.jp/ladakh

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