6月中旬発売予定の新刊『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』。完成した見本誌が、僕の手元に届きました。どんな感じの本に仕上がったのか、実物の写真を交えてご紹介します。
この本の装丁を担当してくださったのは、マツダオフィスの松田行正さんと杉本聖士さん。松田さんはデザインについて少し詳しい方なら知らない人はいないというくらい、著名で経験豊富なアートディレクターの方です。今回、お仕事をご一緒できて、本当に光栄でした。
帯を外した状態。表紙の写真は、ラダック北西部、ダー・ハヌー地方の少数民族、花の民の女性です。実は、僕の本にこの女性が登場するのは、初めてではありません。『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』をお読みになった方なら、すぐにわかるのではないかと思います。
斜めから見た状態。この本は、B6変形判という文庫より少し大きいくらいのサイズなのですが、ページ数が344ページもあるので、厚みは割とあります。文章の総文字数も『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』と同じかそれ以上あるので、かばんの中に忍ばせておいて、持ち歩きながら少しずつ読んでいただくのにもいいかと。
冒頭の16ページは、フルカラーで写真を収録しています。本文用紙は『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』や『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』と同じ紙です。マツダオフィスさんで入念に色校をチェックしていただいたおかげで、綺麗な仕上がりになったと思います。
本編には文章のほか、各地の地図やモノクロの写真なども、随所に配置しています。本文もすっきりとした文字組で、読みやすい印象です。肝心の中身は、実物を手に取っていただいてからのお楽しみということで(笑)。
6月18日(金)から7月12日(月)まで、『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』の写真展とフェアを開催していただく大船のポルベニールブックストアさんでは、『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』を店頭およびオンラインショップで購入された方に、特製のポストカード2枚1組をプレゼントしています。すでにかなりの数の予約をいただいているそうです(ありがとうございます!)。ポストカードのプレゼントは在庫がなくなり次第終了ですので、ご興味のある方はぜひお早めに。
一年前にこの本を作りはじめてから、苦労もいろいろありましたが、まもなく、もう本当にまもなく、みなさんのお手元にお届けできると思います。どうかお楽しみに。
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