「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]」

ラダックの風息[新装版]ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]
文・写真:山本高樹
価格:本体1800円+税
発行:雷鳥社
A5変形288ページ(カラー120ページ)
ISBN 978-4844136958
配本:2016年3月下旬

かつて僕がラダックで過ごした足かけ一年半に及ぶ日々について、文章と写真で綴った本「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々」。2009年に発行した初版は数年前から入手困難になっていましたが、このたび、雷鳥社から「新装版」として生まれ変わらせた形で発売させていただくことになりました。

具体的に何がどう変わったかというと、まず、本全体のページ数を240ページから288ページに増補。写真はすべてフルカラーになり、カラーページは初版の63ページから120ページに倍増。それに伴い、写真は最初から最後まですべてゼロから選び直し、新たな形で再構成しています。初版ではどうしても目立つ部分に優先して写真を配せざるを得ませんでしたが、新装版では印象的な写真からさりげないけど心に沁みる写真まで、全体を通じてバランスよく配置することができました。実際に本を手にとってめくると、写真が伝えるイメージの密度の濃さにきっと驚かれるのではないかと思います。

文章は初版のものに地名表記の統一など若干の修正を加え、情報コラムなどを整理し、一番最後に書き下ろしの新章を新たに加筆しました。その後の歳月をふりかえりながら、僕自身の中にあるラダックで大切にしていることへの思いを凝縮した内容となっています。

初版の「ラダックの風息」の弱点を埋めてブラッシュアップし、今の時点での僕のありったけの思いも込め、ラダックについての読み物として、ラダックの写真集として、とことんまで突き詰めた本に仕上げました。初めて読む方はもちろん、すでに初版をお読みいただいた方にも、より鮮烈な形でラダックでの日々を追体験していただけるはずです。

この「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]」、書店の店頭に並びはじめるのは3月の春分の日の後あたりから。また、3月末から東京都内を中心に予定しているいくつかの写真展やトークイベントの会場では、部数限定の特典をつけた形での販売を予定しています。その特典とは、新旧の表紙写真を使ったポストカード2種類と、本には未掲載の書き下ろし文章を収録した小冊子「未収録エピソード」。今風に言うとZINEと呼ぶんでしょうか。本体に加筆した新章とは別の、もう一つのエピローグとも呼べる位置付けです。「ラダックの風息[新装版]」を最後の新章まで読み終えた後にこの「未収録エピソード」を読むと、本の余韻をより豊かにふくらんだ形で味わえると思います。

この小冊子「未収録エピソード」は本当に少部数の非売品なのですが、地方在住で写真展やイベントには足を運べないけれど小冊子を入手したいという方には、NPO法人ジュレーラダックのオンライン販売で「ラダックの風息[新装版]限定特典セット」をご購入いただければ、先着順でこの小冊子「未収録エピソード」とポストカード2種を同梱させていただきます。ジュレーラダックのオンライン販売「ジュレーショップ」での購入方法の詳細は、こちらの特設ページでご案内しています。ついでに、他では手に入らない「ラダック語会話帳」などを一緒に買うのもおすすめです(笑)。振込の手間と送料がかかってしまうのが申し訳ないのですが、「ジュレーショップ」での販売分の利益の一部はジュレーラダックの活動資金として使っていただきますので、本を買うことでラダックにちょっとでも還元したいという方は、ぜひこの「ラダックの風息[新装版]限定特典セット」をご検討ください。

※「ラダックの風息[新装版]限定特典セット」の販売は、小冊子の在庫がなくなりましたので終了致しました。ご了承ください。

僕にとって一番大切な本を、今の自分にできる一番いい形で生まれ変わらせ、新たな形で世に送り出せることを、本当にうれしく思っています。ラダックを好きな方、これからラダックを好きになるかもしれない方に、少しでも長く読み継がれていく本になることを願っています。みなさん、よろしくお願いします!

3件のコメント

こちらの特設ページをクリックしても、Error 404 – Page NOT Found しか出ません。 ORZ!

すみません。こちらは2016年の発売時に投稿した記事で、特典付き販売はその後1年弱で終了しています。申し訳ありませんが、何卒ご了承ください。

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