ヘミス・ツェチュ再び

ヘミス・ツェチュ再び

6月21日、22日は、ラダック最大の僧院、ヘミス・ゴンパでツェチュの祭りが開催されました。例年は大勢の外国人観光客が見物に来ることで知られているこの祭りですが、今年は座主のドゥクチェン・リンポチェがおいでになるということで、ものすごい数のラダック人が祭りの会場であるゴンパに押し寄せました。

ドゥクチェン・リンポチェは、ドゥクパ・カギュの管長で、ダージリンにあるサンガ・チューリン・ゴンパの座主でもあります。信心深いラダックの人々は、彼の顔を見るだけで無上の喜びを感じているのかもしれません。

祭りのハイライト、グル・リンポチェとその八変化が登場します。…ちょっと歩きにくそうですね(笑)。

どこかで見た顔だなあと思ったら、三年前にこのヘミスで写真を撮らせてもらった少年僧でした。大きくなったなあ。彼の写真は「ラダックの風息」にも収録されています。

グル・ツェンギェの舞いが続きます。今回は境内をあちこち動き回っていたので、あまりいいポジションで写真が撮れていません。すみません。

こんな仮面の僧侶もいたんですね…。見逃していました。口のところから笛をくわえて吹いています。

祭り以外で、普段のヘミス・ゴンパでも見られる見所をご紹介。これは、ラカン・ニンパという古いお堂にある壁画です。たおやかな描線が美しく、部分的に金箔が使われているようです。

グル・パドマサンバヴァ・ラカンにある巨大なグル・リンポチェ像。思わず「でかっ!」と声が出てしまいます。比較的新しいもののようですが、すごい迫力です。

「観光化されすぎている」「商業主義だ」と揶揄する人も少なからずいるヘミス・ツェチュですが、今年はドゥクチェン・リンポチェがおいでになったこともあって、地元のラダック人のための祭りという色彩が強いものとなりました。こうした祭りというものは、部外者である僕などではなく、僧侶たちと地元の人々のためのものなのだと強く感じました。

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