山本高樹 最新刊『流離人のノート』2025年10月中旬発売!

『流離人のノート』刊行のお知らせ

『流離人のノート』
文・写真:山本高樹
価格:本体2200円+税
発行:金子書房
四六変形判 304ページ(カラー54ページ)
ISBN 978-4-7608-2700-8
配本:2025年10月16日

4月に上梓した『雪豹の大地 スピティ、冬に生きる』に続き、2025年の2冊目の新刊を10月中旬に刊行することになりました。タイトルは『流離人(さすらいびと)のノート』。金子書房のnoteで2023年夏から2年近く続けた同タイトルの連載に加筆修正を施し、書き下ろしのエッセイなどとともに一冊にまとめた紀行短篇集です。

二十代の初めに最初の海外一人旅をした頃から、僕は旅に出る時はいつも、紙のノートを持ち歩いていて、旅のさなかに起こった出来事や出会った人々のことを、ちまちまと書き留めていました。それらのノートは今もほぼすべて手元に残してあるのですが、その記録の中から特に今も強く心に残っているエピソードを選び出し、短篇のエッセイとして一つひとつ形にしてまとめていったのが、この『流離人のノート』というシリーズです。30年以上前の旅から、つい最近の旅まで、僕が歩いてきた道程を辿りながら、僕自身の変化(あるいは変わらないこと)について書き綴った本になります。

この本の制作に携わってくださっているのは、装丁・レイアウトが矢萩多聞さん、印刷が藤原印刷と、本当に夢のような組み合わせのチームで……おかげさまで、素晴らしい仕上がりの一冊になりそうです。カバー写真をはじめ、本編に収録した写真の3、4割は、20年以上前にフィルムカメラのリコーGR1sで撮影した写真の紙焼きが基となっているので、個人的にもいろいろと感慨深いものがあります(笑)。

この『流離人のノート』の発売に合わせて、10月上旬頃から、いくつかのイベントを企画しています。それぞれ詳細が決まり次第、追ってお知らせしますので、お楽しみに。

また、僕が本を出すたびにいつもお世話になっている、大船の書店ポルベニールブックストアさんでは、今回の『流離人のノート』でも、数量限定特典として制作した、本には未収録の短篇エッセイの小冊子をセットにしたサイン本の予約販売をしていただいています。購入をご検討の方は、こちらでぜひ。

この『流離人のノート』という本が、一人でも多くの方々の手に届くことを願っています。よろしくお願いします。

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