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ペラク

ラダックには、チベット本土とはまた違った独特のスタイルの民族衣装があります。その中でも一番象徴的なのは、ペラクではないでしょうか。

この頭飾りは、結婚式や特別な式典などの時にラダックの女性が身につけるものです。後端は腰のあたりに届くほど長く、大小のトルコ石がびっしりと縫い付けられています。その左右には、大きな耳のようにも見える黒いひさしが張り出しています。ラダックの研究をしている友人の宮坂さんによると、このペラクの形状はコブラの頭をかたどったもので、青いトルコ石は水の精霊ルーを象徴するものなのだそうです。縫い付けられているトルコ石の数からもわかるように、ペラクはとても貴重で高価なものなので、先祖代々、母から娘へと大切に受け継がれています。

今回ラダックに来て、各ゴンパの祭りの時などにペラク姿の女性をたくさん見ることができるだろうと思っていたのですが、意外にもそういう女性はほとんどいませんでした。ダライ・ラマ法王のティーチングの時、捧げ物を持っていた女性たちがペラクをつけていたくらいで、あとはラマユルのユル・カブギェとシェイのシュゥブラの時にちらほらと見かけたくらいでしょうか。この写真はシェイで撮影しました。見ることができた人はラッキーかと。

ペラク姿の女性たちを見ていて個人的に感じたのは、「これを一日中つけてたら、首が痛くなるだろうなあ‥‥」ということでした。半端じゃなく重いと思いますよ、ほんとに。

4件のコメント

ぺラクの女性がお花をもってたくさん居るとそれだけで、どきどきしますよね。民族衣装という伝統はやっぱり守ってほしいです。

>Kaoriさん
あの着飾った姿を見ると、テンション上がりますよね〜。これがなくなることはないと思いますけど、着る時は足元をスニーカーじゃなくてパブーにするとか、こだわってほしいとは思います。

>Skarmaさん
もっと言えば、下の服はパンジャビードレスじゃなくて‥‥という風にしてもらいたいんですけどね。なかなか難しいです。

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