「ちょっと辺鄙なところに行ってみよう」とふと思い立って、マンギュという村を訪ねることにしました。下ラダックのウレ・トクポのあたりから、インダス川の支流を6キロほど遡ったところにある、50軒ほどの集落です。レーからは、水曜と土曜の昼過ぎに直行バスが走っています。
マンギュには宿はありませんが、民家に泊めてもらうことが可能です。僕はツェワン・リグジンさんのお宅にお世話になりました。この村のソーラーシステムのオペレーターをしている方です。
マンギュでは1泊だけする予定だったのですが、レーからバスで向かっている途中、サスポルの近くで事故ったジープのけが人をみんなで世話したり、壊れた車を道端に撤去したり、さらにはマンギュへ向かう山道のど真ん中でエンコしたトラックの修理を手伝ったりしているうちに、気がつけば日が暮れてしまいました‥‥。というわけで、急遽予定を変更して2泊することに。
この村には、マンギュ・ゴンパという11世紀頃に建てられた小さな古い寺院があります。アルチ・チョスコル・ゴンパやスムダ・チュン・ゴンパと同じく、カシミールの建築や美術の影響を強く残した、貴重なゴンパです。これは高さが4、5メートルもあるチャンバ(弥勒菩薩)像。
ジャムヤン(文殊菩薩)の壁画。仏像や壁画はいずれも痛みが激しいのが残念ですが、中には、思わず息を呑むほど繊細なタッチで描かれた壁画がところどころに残っています。
マンギュはとても小さな、美しい村です。昼間はあまり人の気配がなかったのですが、夕暮れ時になると、子供たちが方々の軒先で遊ぶ姿が見られました。石をおはじきにして遊んでますね。
牛の乳しぼりをしている女の子。「撮って!」と言われたので撮りました。カワイイ。
マンギュは決してメジャーな観光スポットではないですが、それほどアクセスが困難なわけでもないので、時間に余裕がある人にはお勧めしたい場所です。居心地のいい村ですよ。
I dont have time to repsond all but cannot stop thanking you for keep updating us..with nice photos… Thanks//
Well one of my frined who works for an NGO in Leh is from Mangyu and his name is Chotak Gyatso. His home name is Lharjey, which means Amchi or tranditional tibetan medicine doctor.
Well anyway..seeing you there soon in late August or early September..
skarma
>skarmaさん
コメント&情報ありがとうございます。
マンギュでは、水力発電機のメンテナンスに来ていたLEDeGのスタッフの方たちにお会いしましたよ。バター茶を飲みながら2時間ほどお話ししました。チャンタンやリンシェでもプロジェクトが進んでいるそうです。がんばってるなあ。