へミス ツェチュ

へミス ツェチュ

6月25日と26日、夏のラダックの最大の祭典、へミス・ゴンパのツェチュが開催されました。「ツェチュ」というのは「月の10日」という意味で、聖者グル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)の誕生とさまざまな事蹟が、いずれも10日に起きたことを記念しています。

へミス・ゴンパの本堂の壁面には、1日目はペマ・カルポ、2日目はギャルセー・リンポチェの巨大なタンカ(仏画)が掲げられました。

シャナクと呼ばれる黒い帽子を被った僧侶たちは、結界を張ったりセルキェム(供養)をしたり、祭りの中でも重要な役割を果たします。カッコイイ‥‥。

真鍮の仮面を被った十数人の僧侶たちが現れました。右手の太鼓、左手の鐘を鳴らす音が、境内に凛と響き渡ります。

グル・リンポチェとその八変化が、日傘持ちや花蒔きの従者とともに現れました。椅子に座って、踊りや歌が披露されるのを見守ります。

グル・リンポチェの八変化が、一人ずつ舞を披露していきます。それぞれ踊りに個性があって、見比べると面白いです。

さまざまな形をした仮面の護法尊が、次から次へと登場します。どの仮面も表情が豊かで、怖いけど、どこかほほえましくもあります。

‥‥これは何なんだろう‥‥。扮装のイケてない度では際立ってました(笑)。彼らの正体をご存じの方、教えてください。

アツァラと呼ばれる道化は、チャムにおいてなくてはならない存在。特にこの骸骨たち(サンスクリットでチティパティ)は、本当にのびのびと楽しそうに踊り回っていました。僕の大好きな仮面です。

ヒョウ皮を身にまとった仮面の僧侶たち。ユキヒョウの毛皮なんでしょうか‥‥興味津々。

一日目も二日目も、祭りのクライマックスはダオ(ツァンパで作られた人形)の供養と破壊でした。ラマユルのユル・カブギェに比べて、へミスのツェチュでのそれは結構あっさりしていた印象があります。

へミスのツェチュは今回初めて観たのですが、観客の大半は外国人のツアー客で、その観覧マナーは残念ながらひどいものでした。特に初日の前半は、あちこちで場所取り争いが起き、喧嘩沙汰になった人たちも‥‥。ゴンパ側のゆるゆるなマネージメントにも問題がありますが、観客の側も神聖な儀式を見に来ているのだということを、しっかりわきまえるべきだと思いました。

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