ザンラから丸2日、陸の上の深い雪道を歩き続けた僕たちは、カルシャに到着。休養も兼ねて、ここに2日ほど滞在することにしました。
2日目の朝は、それまでの曇天続きが嘘のような雲ひとつない快晴。澄んだ青空に、雪山が眩しいほどに輝いていました。
カルシャ・ゴンパの全景。ザンスカールで最も大きなゴンパです。パドマ君によると、元はツァザルにこの前身となるゴンパがあったのだとか。
リクスム・ゴンポと呼ばれる3色のチョルテン。白はチェンレジ(観音菩薩)、青はチャナ・ドルジェ(金剛手菩薩)、赤はジャムヤン(文殊菩薩)を表しているそうです。ザンスカールでは特によく見かけます。
カルシャ・ゴンパでは、人々が「マネ」と呼ぶ冬の法要の最中でした。チャンバリンと呼ばれる小さなラカンの一室では、一人の僧侶が、小さな鏡に油を注ぎかける儀式を行っていました。
チャンバリンの別室では、村の老人たちが集まって、スピーカーから流れてくる法要の様子に耳を傾けていました。
村をぶらぶらしている時に出会った少年。小さなゴンチェと上着のもこもこっぷりがカワイイ。
共同水道で洗濯をしていた女の子。「冷たい?」と聞くと「冷たいわよ!」と言われました。当たり前のこと聞いちゃってごめん。
屋根に積もった雪を下ろしている人。ザンスカールはラダックに比べても雪の量が多いので、大変そう。
山の端に日が沈んでいきます。寒い寒い夜がやってきます。
ツェリン君と数カ月前に結婚したばかりの奥さん。色白でふっくらしていて、すっごい美人。まだカルシャの実家にいるのだそうです。僕らと旅している時はアホな冗談ばかり飛ばしている彼も、惚れた奥さんの前では借りてきた猫のようにおとなしいのでした(笑)。
こんにちは。
しばらくぶりに更新されたと思ったら、
またまたスゴイ経験をされたようで。
ご無事で何よりです。
真っ白な中をたんたんと進むのはどんな心境でした?
>kaiさん
おひさしぶりです。状態のいいチャダルを歩くのはそれほど大変でもなく、周りの景色もすごいので飽きなかったんですが、ザンラからカルシャまで2日がかりで陸の上の雪道を歩いている時は、天気は悪いし、開けている景色はずっと変わらないし、雪はアタマにくるほど足を邪魔するしで、ほんとに苦労しました。ちなみにその時の心境は、「日本に帰ったらカメラのレンズ買い足さなきゃな‥‥あのレンズの点検もしなきゃな‥‥」といった感じで、現実逃避ばかり(笑)。
あんな苛酷な環境で日常を送っているザンスカールの人たちには、ほんと、脱帽です。
Taka-san,
すばらしい写真でございます。
Thanks A Lotですね。。ほんとに。。いい気持ちになりました。。