チャダル(4):カルシャの休日

チャダル(4):カルシャの休日

ザンラから丸2日、陸の上の深い雪道を歩き続けた僕たちは、カルシャに到着。休養も兼ねて、ここに2日ほど滞在することにしました。

2日目の朝は、それまでの曇天続きが嘘のような雲ひとつない快晴。澄んだ青空に、雪山が眩しいほどに輝いていました。

カルシャ・ゴンパの全景。ザンスカールで最も大きなゴンパです。パドマ君によると、元はツァザルにこの前身となるゴンパがあったのだとか。

リクスム・ゴンポと呼ばれる3色のチョルテン。白はチェンレジ(観音菩薩)、青はチャナ・ドルジェ(金剛手菩薩)、赤はジャムヤン(文殊菩薩)を表しているそうです。ザンスカールでは特によく見かけます。

カルシャ・ゴンパでは、人々が「マネ」と呼ぶ冬の法要の最中でした。チャンバリンと呼ばれる小さなラカンの一室では、一人の僧侶が、小さな鏡に油を注ぎかける儀式を行っていました。

チャンバリンの別室では、村の老人たちが集まって、スピーカーから流れてくる法要の様子に耳を傾けていました。

村をぶらぶらしている時に出会った少年。小さなゴンチェと上着のもこもこっぷりがカワイイ。

共同水道で洗濯をしていた女の子。「冷たい?」と聞くと「冷たいわよ!」と言われました。当たり前のこと聞いちゃってごめん。

屋根に積もった雪を下ろしている人。ザンスカールはラダックに比べても雪の量が多いので、大変そう。

山の端に日が沈んでいきます。寒い寒い夜がやってきます。

ツェリン君と数カ月前に結婚したばかりの奥さん。色白でふっくらしていて、すっごい美人。まだカルシャの実家にいるのだそうです。僕らと旅している時はアホな冗談ばかり飛ばしている彼も、惚れた奥さんの前では借りてきた猫のようにおとなしいのでした(笑)。

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