2024年夏のラダック・ザンスカール・ルプシュツアー、参加者募集中!

与えられた時間を

前回の投稿から、年末年始をまたいで2カ月以上、間が空いてしまいました(すみません)。最近の自分の近況などを書いてみようと思います。

ここしばらくは、今年の夏頃に刊行予定の新しい本の原稿を書いていました。去年の11月頃から丸々3カ月ほどもかかったのですが、どうにか最後まで書き上げて、最初の草稿が形になったばかりのところです。この後、じっくり推敲をして加筆修正を施して、春頃から編集・校正・デザインといった作業に移っていきます。はたして面白い本になるかどうか、今回もまったく自信が持てないでいるのですが(苦笑)、スタッフの方々のお力を借りつつ、少しでもより良い本に仕上げられるように頑張ろうと思っています。

で、今年の夏は、3年ぶりにラダックに行って、来年出そうと考えている本のための取材に取り組もうと思っていたのですが……昨今の世界的なオミクロン株流行の様子を見ていると、夏に気兼ねなく海外旅行ができるようになっている確率は、あまり高くはなさそうかなと(苦笑)。もちろん、急速に状況が好転した場合にはすぐに渡航できるように準備を整えておくつもりですが、はかばかしくない状況が続く場合に仕事をやりくりする計画も立てておかねば、と考えているところです。

考えてみると、かれこれ2年以上、今年ダメなら3年、海外で取材ができていないんですよね……。3年という時間があったら、どれだけの取材ができたかと想像すると、ちょっと気が遠くなります。僕もええ歳こいたおっさんなので、体力がまだあるうちの2年余りの期間を取材に使えなかったのは、正直言ってきついです。

ただ、去年出した『インドの奥のヒマラヤへ ラダックを旅した十年間』と、今作っている新しい本は、コロナ禍で日本に居続けることを余儀なくされたこの2年余りの期間がなければ、取材に時間を取られて書くのが先送りになっていた本だったと思います。そういう意味では、無為な時間を過ごしたとは思っていなくて。今の時点でできなかった海外取材は、世の中が平和になってから満を持して取り組むことにしておいて、それまでに体力が落ちないようにトレーニングしとかなきゃな、と考えています。

今は、自分に与えられた時間を、できるだけ大切に使っていこうと思います。

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