パンゴン・ツォとマーモット

この夏のラダック滞在の最終日(実際はフライトキャンセルでその翌日もいたのですが)、ジープを一台シェアして、パンゴン・ツォまで日帰りで行ってきました。当日は朝から雨がぱらつくあいにくの空模様で、チャン・ラでは周囲が雲に覆われて視界は真っ白。どうなることやらと気を揉みましたが、なんと、パンゴン・ツォに着いてみると、湖の真上だけ、ぽっかりと晴れて青空が広がっていたのです。

以前訪れた時のように、快晴時ならではの輝くようなターコイズ・ブルーの湖水は見られませんでしたが、こういう、ちょっとしっとりとした風情のパンゴン・ツォもなかなかいいなあと思います。こんな景色が見られたのもほんの15分ほどで、空はみるみるうちに灰色の雲に覆われてしまいました。ほんと、ラッキーでした。

パンゴン・ツォからの帰り道、道端に何台かの車が停まっていたので、どうしたのかと思ったら、地面の穴から、何匹ものマーモット(ピャ)がヒョコヒョコと。人間を見ても、警戒しながらもたいして物怖じもせず、ジープドライバーが放り投げるビスケットを拾ったりしていました。ここは最近割と有名になったマーモットとのふれあいスポット?らしいのですが、すぐ近くには「野生のマーモットにエサを与えないでください」との看板が(苦笑)。まあ、こういう餌付けはあまりいいことではないですよね。

今年、パンゴン・ツォやルプシュの界隈では、以前よりもマーモットを見かける回数が減ったような印象を受けました。正確なところはわかりませんが、昨年の冬の大寒波や、以前からの生息環境の変化などが影響しているのかもしれません。これからも彼らには、かの地ですこやかに生きていってほしいです。

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