7月19日、20日の二日間、ラダック東部のパンゴン・ツォを取材してきました。この湖を訪れるのは初めてではないのですが、去年から外国人の入域が許可されたばかりの地域にある、マン、メラクといった村に行くのが今回の目的です。
標高五千メートルをはるかに越える峠、チャン・ラ。レーで高地順応ができていても、この高さになるとまた高山病になる人も少なくありません。
レーを出発してから、ジープで約五時間。ちらり、と青く輝く湖水が見えてきました。
パンゴン・ツォの端っこにあるビュースポットにて。この日はやや雲が多かったのですが、それでも日が差すと、この青さです。たとえようもない美しさ。
スパンミクという村でホームステイ先を確保した後、さらに南へ。悪路を10キロほど行くと、マンという村に着きました。湖の対岸にそびえる雪山の向こうは、もうチベットだそうです。
ILPで行ける最果ての村、メラク。40軒ほどの家が点在する、ひなびてのどかな村です。
メラクで出会ったばあちゃん。「きれいな村ですね!」と言うと、「でも、冬はものすごく寒いよ!」と返されました(笑)。
空と、麦畑を吹き渡る風と、はにかんだ女の子。メラクにて。
到着した日の夜から、空がぐんぐん晴れてきて、見渡す限り満天の星空と、月光に照らされた湖水と、この写真のように神々しい日の出を目にすることができました。今回の僕は、本当にソデチャン(ツイてる人)だったと思います。
ちょっと小高い場所から見たパンゴン・ツォ。信じられないほど、深く澄んだ青。
ブラウンヘッド・ガルというカモメの仲間。こんな野鳥を、湖の至るところで目にしました。
パンゴン・ツォというと、レーからジープをシェアして日帰りで行く人が大半なのですが、正直、それではあまりにもったいない。スパンミクやメラクでキャンプやホームステイをして一泊すると、パンゴン・ツォのスケールの大きさをより体感できるとともに、いい天候での湖の美しさを目にするチャンスも増えるはずです。
いやー、それにしても、パンゴン・ツォ、すごかった。
いつもブログの更新楽しみにしております。今回の写真も素晴らしいですね。見てるとわくわくして行ってみたいと思います。草原の色がやさしい感じで癒されます。山本さんがこの先もいい写真が撮れるようにラッキーが続きますように!