「ラダック ザンスカール トラベルガイド インドの中の小さなチベット」

ラダック ザンスカール トラベルガイド インドの中の小さなチベット
文:山本高樹
写真:山本高樹、長岡洋幸(P066)
価格:本体1700円+税
発行:ダイヤモンド・ビッグ社
発売:ダイヤモンド社
A5変型判144ページ
(オールカラー、折込地図付)
ISBN978-4478042670
配本開始日:2012年5月25日(金)

この本の企画書を出版社に持ち込んでから、一年半。ようやく、こういった形でお知らせをさせていただける時が来ました。

前作「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々」を書くため、2007年から2008年まで足かけ一年半の間暮らしていた、僕にとってかけがえのない大切な場所、ラダック。本を上梓した後も何度か足を運んで各地を回るうちに、自然と蓄えられていった経験と知識を、ガイドブックという形で一冊にまとめたのが、この「ラダック ザンスカール トラベルガイド インドの中の小さなチベット」です。

この本で紹介しているエリアは、レー、上ラダック、下ラダック、ヌブラ、パンゴン・ツォ、ツォ・モリリ、ツォ・カル、ダー・ハヌー、プリク、スル、ザンスカールなど。それぞれのエリアがどういった場所で、どんな見どころがあって、そこに行くにはどうすればいいのか、泊まる場所や食事ができる場所はあるのか‥‥などなど、ラダックを旅する上で必要な情報を、できるだけわかりやすい形で紹介しています。各エリアごとに詳細な地図を掲載しているほか、ラダック全図とレー市街全図は折込地図の形で収録しています。

もちろん、各地の村やゴンパ、祭り、自然などの見どころそのものについても詳しく紹介していますし、ラダックの歴史や人々の伝統的な暮らし、チベット仏教の基礎知識、トレッキングのノウハウと主要ルート解説、マナリからの陸路アクセス、旅のモデルプラン、季節ごとの装備の選び方、高山病対策、移動・宿泊・食事・通信のハウツーなどの情報を凝縮。現地の占星術師の監修による2017年までのお祭りカレンダーや、ラダック語会話集も入っています。正直、「この本を出したら、このブログ、もう、書くネタがなくなるよね‥‥」というくらいの大盤振る舞いです(笑)。

情報ばかりで写真はないのかというと、そんなことはなくて、むしろ情報以上に大盤振る舞いというか(汗)、大小合わせて200枚以上。この本がラインナップされる「地球の歩き方 GEM STONE」というシリーズは、基本的に128ページという仕様なのですが、そこをオールカラーのまま16ページ追加して、その分写真をふんだんに載せています。この手のガイドブックではありえないくらい、見開き単位でズバズバと。だから、ラダックの写真に期待してくださっている方にも、きっと楽しんでいただけるのではないかと思います。

前作の「ラダックの風息」が「心」の部分でラダックに触れるための本だったとすれば、今回の「ラダック ザンスカール トラベルガイド」は、ありのままの姿のラダックを知り、旅の手がかりにするための本、だと思っています。この本をきっかけに、一人でも多くの人にラダックという場所を身近に感じ、旅してみたいな、と思っていただけたらうれしいです。

配本開始は5月25日(金)の予定ですが、Amazon.co.jp楽天ブックスセブンネットショッピングHonya Club.comなどのネット書店ではすでに予約受付が始まっています。もちろん、街の本屋さんでも書名などをお伝えいただければ予約可能です。

この一年半、震災とか、身近な人の死とか、苦しいことがたくさんありましたが、ラダックで、日本で、本当にたくさんの人たちが力を貸してくれたおかげで、なんとかここまで辿り着きました。たくさんの思いが詰まっている本です。みなさん、どうぞよろしくお願いします!

4件のコメント

ラダックのガイドブック とても期待しています。
無いんですよね?、ラダックの本・・・。
この秋に行くことにしました。
さっそく予約しまぁす!

>霧のまちさん
どうもありがとうございます〜。秋のラダック、よい旅になるといいですね。

>Acholey
O Julay! Selling at Julay Ladakh, off course, no problem. I’ll send to you some information about it, later.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です