2018年3月22日(木)に発売される新刊「ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット[増補改訂版]」。なかなか厳しい制作スケジュールでしたが、どうにか無事に完成して、見本誌が手元に届きました! 現物を撮影した写真を何枚かお見せしながら、どんな感じの本になったのかをご紹介しようと思います。
まず表紙カバーは、初版と違って、表紙側も裏表紙側も写真を全面裁ち落としでレイアウト。初版のカバーはコート系の紙にグロスPPという光沢感のあるコーティングをかけていましたが、増補改訂版ではマット系の紙とコーティングを採用。しっとり落ち着いた質感になりました。この紙とコーティングで写真の色味をイメージ通りに再現するのに、印刷会社の担当者さんは相当苦労されたそうです(すみません……)。
冒頭のグラビアは、新規に撮影した写真やこれまでほぼ未公開だった写真を中心に、まったく新しい形で再構成。ここではあえてお見せしませんが、本自体の最初の1ページ目から、かなり強力な写真を突っ込んでますので、ぜひ実際に本を手に取って確かめていただきたいです。
各地域の見開きトビラの写真は、個人的な意地で(笑)全部入れ替えました。宿や商店の外観を撮影した小さな写真を除いても、全体で120枚くらいの写真を初版から入れ替えています。その影響で本自体から受ける印象も初版からかなり変わっていて、まるで別物のような仕上がりになりました。
本体の紙も初版から変更し、「ラダックの風息[新装版]」や「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」に使ったのと同じ、b7トラネクストという紙を採用。軽めの風合いながら色の再現性がとてもよい紙で、初版よりも段違いの鮮やかさで写真が再現されています。
初版からの掲載内容を引き継いだページも、構成や写真、レイアウトを1ページずつ検討し、必要に応じて変更を加えています。もちろん旅行情報やデータは、昨年の取材と現地からの情報に基づきアップデート。
今回の増補改訂版で新たに追加した、スピティについての章。地図や宿泊、交通事情、マニアックなネタなど、みっちり調べてきたので、スピティへの旅を検討している方はぜひ参考にしてもらいたいです。
裏表紙のカバーには、ザンスカールのペンジ・ラ付近で撮影したブルーポピーの写真をあしらってみました。僕が花の写真をフィーチャーするのは結構珍しいと思いますが、いい感じに収まったのではと思います。
今回の「ラダック ザンスカール スピティ[増補改訂版]」の発売に合わせて、小冊子とポストカードを数量限定で300セット、作りました。小冊子には、本には未掲載のレーの旅行情報(宿×4、レストラン×10、ショップ×2)を収録(本の側のレー市街地図には、小冊子で紹介している物件の所在地は掲載しています)。この小冊子とポストカードは、3月24日(土)午後にモンベル渋谷店で開催する「標高高い系フェス!」会場と、ジュンク堂書店池袋本店など東京都内と関西の一部の書店での販売分におつけする予定です。なくなり次第終了で増刷の予定はないので、確実にゲットしたいという方はお早めに。ジュンク堂書店池袋本店以外で小冊子とポストカードを入手できる書店の情報は、正式に決まり次第、追ってお知らせします。
※4月13日追記:小冊子&ポストカード付きで販売していただいているのは下記のお店です。
ジュンク堂書店池袋本店(ラダック写真展同時開催中)
紀伊國屋書店新宿本店
ブックファースト新宿店
代官山蔦屋書店
三省堂書店神保町本店
丸善丸の内本店
リトルスターレストラン(三鷹・タイ写真展同時開催中)
オリオン書房ノルテ店・ルミネ店(立川)
紀伊國屋書店グランフロント大阪店
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
大垣書店四条店(京都)
ブックファースト阪急西宮ガーデンズ店(兵庫)
さて、まもなく、いよいよ発売。この本が、一人でも多くの方々の手に届きますように。よろしくお願いします!
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