最初に撮った人
この写真を撮ったのは、2007年5月13日。足かけ一年半に及ぶラダックでの長期取材のため、レーの街に到着したまさにその日のことでした。 それ以前に何度かラダックを訪れていた時も、僕は結構たくさん写真を撮っていたのですが、...
この写真を撮ったのは、2007年5月13日。足かけ一年半に及ぶラダックでの長期取材のため、レーの街に到着したまさにその日のことでした。 それ以前に何度かラダックを訪れていた時も、僕は結構たくさん写真を撮っていたのですが、...
今日からもう12月ですか。早いなあ‥‥。 一年前の今頃は、「ラダックの風息」の原稿を書き終えた後、写真のセレクトで死ぬほど悩んでいた時期でした。載せたい写真はそれこそ何百枚もあるのに、本は240ページしかありません。一度...
去年から暮らしはじめたこのラダックで、膨大な数の写真を撮り続けてきた僕ですが、改めてつくづく思うのは「やっぱりフェルミには到底かなわない」ということ。まあ、比べるだけ無謀といえばその通りですが(笑)。 オリヴィエ・フェル...
えーと、今、たしかどこかの国の澱んだ空気の首都で、オリンピックとやらをやってるんでしたっけ? ‥‥代表選手の方々には悪いですが、正直、全然興味ありません。人間の尊厳や生命を踏みにじって平然としているような国が、平和の祭典...
遊牧民たちと別れた後、僕は今回のルート上の難関、キャマユリ・ラという峠にさしかかりました。標高は5500メートルくらいあるはず。酸素が本当に薄くて、息を吸っても吸っても苦しい。足がぱたりと動かなくなりました。
ツォ・カルに朝が訪れました。鏡のような水面が雲ひとつない空を映しています。これから朝ごはんを食べ、荷物をまとめて出発です。