僕が戻る場所

今年三月、西荻窪で開催されたラダックのグループ写真展の打ち上げの席で、ある人にこんなことを言われました。

「山本さんは、ラダックの話をしている時と、それ以外の話をしている時とでは、顔つきが全然違いますね!」

‥‥すみません。どうやら普段の僕は、相当に邪念と煩悩にまみれた顔つきをしているようです(苦笑)。

出発の日が近づいてきました。思わぬ高騰に悩まされていたラダックまでの航空券も割安なものを入手できましたし、係員の手違いを発端にもめにもめていたインドヴィザも、どうにか必要な有効期限のものを確保しました。実はまだ仕事が完全に片付いていませんが(汗)、これで約二年ぶりに、ラダックに戻ることができます。

ラダックに「戻る」。

その言葉が、今の僕の気持には一番しっくりきます。戻りたいと思える場所がある。会いたいと思える人がいる。それはたぶん、とても幸せなことなのではないか、と。

今度の旅で、何かものすごいことをやり遂げてやろうとは、実は全然考えていません。今までわかっているようでわかっていなかったこと、できているようでできていなかったことを、一つひとつ確かめながら、少しずつ積み重ねていこう。楽しいことばかりではなくて、苦しいことや悲しいこともあるだろうけど、そうして過ごした時間そのものが、きっと僕自身にとってかけがえのない記憶になる。今はそう思っています。

ラダック滞在中は、あっちこっちを走り回ってかなりバタバタしそうで、このブログもどのくらいの頻度で更新できるかわかりませんが、できるだけ現地の情報をお届けできればと考えていますので、よろしくお願いします。

では、「戻って」きます!(笑)

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