天候不順

6月になると、ラダックでは短い夏が始まります。外部からの観光客も増えはじめる頃ですね。デリー在住の僕の友人も、今ちょうどラダックに滞在しているのですが、今年のラダックは、何だか妙な天気なのだとか。

例年は5月中旬にはオープンするはずの周辺の峠道も、今年は未だに除雪が終わっていないそうです。ラダックへのメインルートとなるマナリ〜レーロードも、一昨日にオープンしたと思ったら、また雪が降って通行止めになりました。ヌブラとの間のカルドゥン・ラも、パンゴン・ツォとの間のチャン・ラも、開通と閉鎖をくりかえしている模様。雪だけでなく雨の量も多いらしく、ダー・ハヌー地方では豪雨で水害に見舞われたエリアもあったそうです。

陸路でのラダック入りや、現地でジープをチャーターして遠隔地を回ることを計画している方は、事前にしっかりと情報収集することをおすすめします。

ラダックではこれからの1、2カ月間が農作物の生育に大切な時期だけに、何とかすっきりとした夏を迎えてほしいものですね。

2件のコメント

はじめまして。吉田といいます。
ラダックで検索していたらこのDiaryを見つけました。
ラダックは今も雪が降ったり天候不順なのですね。。雪崩で死者が出たと聞きました。
たまたま旅行ブックを眺めいていたらなぜかひかれ、昨年秋にラダックに行きました。それ以来、頭から離れずまた行きたい、長期で滞在してみたいと思います。
一つ前の日記の「生きる手応え」という言葉、とても素敵だと思いました。数日しかいませんでしたが、すべての生き物が同じように生きていて、その中に自分も生きていると、頭ではなくて体で感じました。そしてなぜかラダックにいるとすべての生き物の平和を祈りたくなうような心境になりました。
星野さんの二つの自然の話もとても共感しました。星野さんの文を読んでいると本当こ心穏やかになります。
長くなりすいません。
これからラダックへ行かれるとのことで、日記等楽しみにしています。

>Yoshidaさん
はじめまして。コメントありがとうございます。一度ラダックのような場所に行くと、星野さんが書かれた言葉が、理屈でなく、感覚的に染み入ってくるような気がしますよね。僕も日本に帰ってきてから、あらためてそう思うようになりました。
今年の夏、現地からどのくらい更新できるかわかりませんが、がんばります。

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