タルチョ

ラダックを訪れると、家々の屋根の上、峠、橋といった場所に、まるで万国旗のようなカラフルな5色の旗が結びつけられているのをしばしば目にします。この旗はタルチョと呼ばれるもので、仏教の経文が刷られている祈りの旗です。5つの色にはそれぞれ意味があって、青は空、白は風、赤は火、緑は水、黄は地を象徴しているのだそうです。

今年の夏、ダライ・ラマ法王が車でレーの街を抜けてヌブラを訪問されると聞いた近所の人々は、その通り道の至るところにタルチョを張り巡らせて、お出迎えの準備をしていました。僕も、帰省中だった宿の長男のワンチュク君と次男のジグメ君と一緒に、木や塀に梯子をかけてタルチョを張りました。ワンチュク君曰く「一番端っこが青い旗になるようにしなきゃならないんだよ」とか。知らなかった。

澄み切ったラダックの空に5色の旗がはためくたび、人々の祈りは風に乗って運ばれていきます。

2件のコメント

端っこが青って決まってるんですね!
もうラダックは寒いんだろうな〜。
日本の街はすっかりクリスマスモードですが、そちらでも年末年始のイベントのようなものはあるのでしょうか?

>linさん
すみません、実はまだ日本に一時帰国中なんです(笑)。10日後くらいには再びラダックに入る予定ですが。今は、向こうでの滞在中に載せきれなかったネタを少しずつ書いている感じです。
ラダックは間違いなく寒いと思いますよ〜。ちなみに年末シーズンは、12月4日にガルダン・ナムチョ(ツォンカパの灯明祭)、12月10日にロサル(正月)があります。詳しくはこのサイトの「ラダックのお祭りカレンダー」をご参照ください。
http://ymtk.jp/ladakh/info_festival.html

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