「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」
編者:山本高樹
価格:1600円+税
発行:ダイヤモンド・ビッグ社
B5判128ページ(オールカラー)
ISBN978-4478046159
配本:2014年7月25日(金)
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ようやく、このお知らせをお届けできる時が来ました。2012年に上梓した「ラダック ザンスカール トラベルガイド」以来、約二年ぶりに、旅についての新しい本を出せることになりました。
「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」はその名の通り「旅」と「写真」をテーマにした、とてもシンプルなコンセプトの本。僕がそういう本を作りたかったからという、本当に単純な思いつきから生まれた企画です。
この本は、世界各地を旅しながら写真を撮り続けているプロの写真家の方々や、プロではないけれど素晴らしい作品を撮っている旅人の方々に協力していただいて、その地を旅した者にしか撮れない鮮烈な写真の数々を、それぞれの方のエッセイやインタビューとともにたっぷりと掲載しています。どんな方々にご協力いただいているかというと‥‥(以下掲載順、敬称略)。
旅音(インドネシアのボロブドゥール遺跡、バリ島)
三井昌志(バイクで旅したミャンマーの農村風景)
竹沢うるま(アフリカの奥地、ニジェールとマリの人々)
藤木ケンタ(ボリビアのウユニ塩湖、パタゴニアなど)
松尾純(西チベット、聖山カイラスの巡礼者たち)
中田浩資(中国、東南アジア、サハリンを巡る鉄道旅)
角田明子(エストニア、キヒヌ島の人々)
鮫島亜希子(インド、ウダイプルの女性たちの祭り)
関健作(ブータンの学校で学ぶ子供たち)
高橋良行(スリランカの人々の素朴なポートレート)
松尾太士(アメリカ、雄大な国立公園の風景)
長綱淳平(アメリカを車で気ままに旅した記録)
新山貴之(スペイン各地の街並とフラメンコの舞台)
寺本雅彦(冬のアイスランドの風景と人々)
山本高樹(ヒマラヤの高地スピティを踏破する旅)
吉田友和(旅と写真にまつわるインタビュー)
森本剛史(旅と写真のおすすめ書籍の紹介)
この本で僕は、企画と編集、それぞれの方へのインタビュー、スピティについての自分自身の記事の執筆などを手がけています。自分で企画しておいて何ですが、この「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」、僕の予想の斜め上を行く仕上がりになりました。スタイルはそれぞれ違っていても、旅や写真に対して抱いている一人ひとりの大切な思いが一冊の中に凝縮されて、思いもよらない化学反応を起こしたんじゃないかと感じています。
この化学反応を感じてもらうには、実際に本を手に取って、ページをめくってもらうしかありません。もう本当にですね、きゅんきゅん来るんですよ(笑)。旅好きな人はこれを読んだらきっと、カメラを持って旅に出たくてたまらなくて、いてもたってもいられないのではないかと。
実際、この本のために写真家の方々一人ひとりにインタビューをさせていただいたんですが、こんなに面白い取材ばかりが続いたのは、今までライターの仕事に携わってきた中でも、初めての経験でした。その面白さ、きっと誌面からもみなさんに伝わるのではないかと思っています。
世界各地の写真紀行やインタビューの数々のほかにも、デジカメの基礎知識や旅の中で役立つ撮影方法、本の中に登場した国々へのアクセス情報、旅と写真にまつわるおすすめ本の紹介なども充実。手元に置いておいて損はない一冊だと思います。
「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」、アマゾンなどネット書店の一部ではすでに予約受付が開始されています。ただ今回、7月29日(火)の夜に、東京の代官山蔦屋書店でゲストをお招きしての発売記念トークイベントを企画しているのですが、その会場への参加方法が同店の店頭またはオンラインストアでの本の予約購入という条件になっているため、そのイベントへの参加をご希望の方は、それまで他店での予約はお待ちいただいた方がいいと思います。トークイベントの詳細については、次のエントリーでまとめてお知らせしますね。
また今回、「撮り・旅!」の公式SNSアカウントも用意していますので、そちらをフォローしていただけると、最新情報を随時チェックしていただけると思います。
「撮り・旅!」公式Facebookページ
「撮り・旅!」公式Twitterアカウント
街の書店の店頭に本が並びはじめるのは、7月の最後の週末あたりからだと思います。たくさんの人たちの、旅と写真に対する思いがぎゅううっと詰まった、かけがえのない一冊になりました。「撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち」、どうぞよろしくお願いします!
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