2024年夏のラダック・ザンスカール・ルプシュツアー、参加者募集中!

旅人たちの「気持よさ」

10月25日(木)に代官山蔦屋書店で開催されたトラベルコーヒートーク、そして27日(土)に鎌倉の亀時間で開催された旅人バザール、どちらも無事に終了しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

トラベルコーヒートークの方は、週明けの段階でキャパの半分ちょっとの予約数だったそうなのですが、当日はその倍近くの方が参加してくださって、ほぼ満員になったのでびっくりしました。だって‥‥平日の午前中ですからね。コンシェルジュの森本さんとのトークでは、ラダックについてのベーシックな紹介を中心にさせていただいたのですが、まだ一度もラダックに行ったことのない方も、訪問を重ねているリピーターの方も、熱心に質問をしてくださって、活気のある雰囲気になりました。代官山蔦屋書店のような場所でこういったトークをさせていただいたのは、自分にとっても得難い経験でした。

旅人バザールでは、自分が書いた本をはじめとする販売用の商品をぎゅうぎゅうに詰めたバックパックを背負って、鎌倉まで出かけたのですが、まじで鎖骨が折れるかと思うほどの重さで、心はちょっと折れました(笑)。でも、正午に開場になると、いきなりお客さんがどっと押し寄せて、自分でも「これは売れないよなあ」と思ってたような商品まで次から次へと売れていき、ほんの数十分で、旅モノの小物はほとんど売り切れてしまいました。今まで、アースデイやナマステ・インディアでジュレーラダックのブースの売り子を何度かやりましたが、こんな驚異的なペースで売れたのは初めてです。おかげで、帰りの荷物は大変軽くなりました(笑)。

惜しむらくは、あまりにも大盛況だったので、他の出店者さんのブースを見て回る余裕がまったくといっていいほどなかったこと。ほんと、みなさんすごくイイ感じの商品ばかり出品されていたので、惜しいことをしました‥‥。次回はぜひ、客としてがっつり参加したいです(笑)。

今回、旅人たちが集うこの二つのイベントを通じてあらためて感じたのは、旅が好きな人に共通する、ある種の「気持よさ」のようなもの。長い旅の時間にどっぷり身を浸してきた人もいれば、なかなか休みが取れなくて旅に出たくてうずうずしてる人もいるけれど、異国に対するまっさらな好奇心と共感とリスペクトを持っているという点では同じで、そういう人は自分が思っていた以上にたくさんいるんだなあ、と。こういう「気持よさ」を持っている方々に対して、自分が大切にしている場所や人々のことを伝えていくのは、けっして間違ってはいないのだ、と再確認させてもらった気がしています。

11月7日(水)には、さらに大きなイベント、パタゴニア東京ゲートシティ大崎店でのスライドトークイベントがあります。「まあ、まず全部は埋まらないだろう」と内心思っていた客席も、おかげさまで、どうにか埋まるのではないか‥‥という雲行きです。当日は、冬のラダック・ザンスカールについての話をたっぷりさせていただきますので、お楽しみに。会場でお会いしましょう。

5件のコメント

代官山には行けなかったので 代わりに妹に
行ってもらいました。(笑)
「ラダックの風息」は この春に読みましたが
9月に現地に行き、帰国して再度読みました。
一度でも行くと 受け止め方が全く違いますね。
まるで吸い取り紙のように すべてが満遍なく
心にジワァっと染み込みました。
たった10日足らずの旅でしたが あの濃い
青空やポプラ、奇怪な岩山、素朴なゴンパやツァツァや
タルチョ、また一人でも訪れそうな気がします。

>霧のまちさん
コメントありがとうございます。そんな風にして本を読んでいただけると、本当に嬉しいです。妹さんにもよろしくお伝えください。

ラダックでは 燃料にする牛糞を傾斜に干して
いる風景を何箇所かで 見ました。
あの凍るような気温の地で 暖房はどのように
していますか? 牛糞だけでは とうてい不足
かと思いますし、電気やガスのインフラも思う
ように無いのですよね。
寒くなって来た現在、思いを馳せる事が多いです。

>霧のまちさん
ケロシンストーブを導入している家や、夏の間に剪定した木の枝などを燃やす場合もありますが、乾燥させた家畜の糞を燃やす割合はかなり高いです。冬の間はかなり狭い部屋を台所兼居間にして、暖房効率を高めている場合が多いです。

ありがとうございます。
民家を訪ねましたが、調理用ストーブがありました。
それを利用して暖を取るんでしょうね。
民家の壁は厚そうですが 窓は割に頑丈ではない
ですね。 雨戸が閉まるとか シャッターとかの
設備も無かったようです。

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