2012年夏・ラダック点描

今年のラダック滞在中は、現地の通信事情がいつになく調子悪く、写真を交えたブログの更新がほとんどできませんでした。遅ればせながら、夏のラダックで撮ってきた写真をいくつかアップしてみようと思います。

上の写真は、もう何度目かになるヘミス・ツェチュにて。真鍮の仮面をつけた僧侶が、荘厳な舞いを踊っていました。

友人夫妻とともに訪れたスムダ・チュン・ゴンパのチャンバ(弥勒菩薩)立像。ジープロードの終点から片道一時間ほど歩かなければ辿り着けない、辺鄙な場所にあるゴンパですが、それだけの手間をかけて訪れる価値は十分あります。

スムダ・チュン・ゴンパの本尊ナンパ・ナンツァ(毘盧遮那如来)を中心とした立体曼荼羅。二年前にこのゴンパを訪れた時には壁画の修復作業などが行われていたのですが、現在は見事に修復されていました。ラダックでも一、二を争う見事な仏像です。

チリンの村で出会った、鍛冶職人の老人。彼らの祖先はネパールに由来があるそうです。彼らの髪型は、伝統的にこういう形に剃り上げているのだとか。太い幹の巨木が至るところに生えている静かな村の中に、カンカンカン、と彼らが鎚をふるう音が響いていました。

7月中旬にラダックを訪問されたダライ・ラマ法王。レーの空港からチョグラムサルに向かわれる途中でお出迎えをしました。沿道にずらっと並ぶ人々に、にこやかに手を振られていましたね。お元気そうで何より。

レーからマナリを経てスピティに向かう途中、荒野の中にぽつんとあった茶店の屋根にとまっていた鳥。レーからマナリまでの道程は、昔に比べると格段にラクになりましたが、それでも17、8時間、狭いバスの座席で土埃にむせながら耐え続けるのはきつかったですね。

スピティで撮ってきた写真については、雑誌媒体に掲載される可能性があるため、このブログへの掲載は少し様子を見ようと思います。何卒ご理解のほどを。

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