マルカ谷は、ストク山系の南側に位置する渓谷地帯で、ラダックでももっとも人気の高いトレッキングルートとしても知られています。僕は今回、マルカ谷出身のホースマンのコンチョックさんと三頭の馬たちとともに、このルートに挑戦してみることにしました。
スタート地点は、レー近郊のスピトクから。ジープロードを歩いて山に分け入り、ジンチェン、ルムバク、ユルツェという村々を経て、4800メートルに達する峠、カンダ・ラ直下にあるベースキャンプに向かいます。
カンダ・ラのベースキャンプにある茶店を切り盛りしていた老人。ルムバクの村から来ているそうです。
ベースキャンプの近くに何十頭もの羊やヤギを追って現れた、ルムバクからきた老人。上の茶店の老人によると、「あいつの方がわしよりもメメレ(じいさん)だぞ!」だそうです(笑)。
あいにくの曇天でしたが、夕刻、雲の切れ間から光が射し込んで、山肌を切り裂くように照らしました。
翌朝のカンダ・ラ越えは、ぱらつく雨が雪に変わりました。振り返ると、さっき登ってきた山の斜面を、ものすごい勢いで白い雲が這い上がってきます。あっという間に、辺り一面、真っ白な世界に変わってしまいました。
カンダ・ラの頂上で震えながらも一休みしていると、別のグループの馬たちの隊列が登ってきました。お疲れさま。
峠をしばらく下っていくと、次第に晴れてきて、暑いくらいになってきました。シンゴという村の入り口の茶店でチャイを飲んで休憩。茶店のおばちゃんの写真を撮らせてもらいました。
シンゴはとても美しい村で、写真のように古くて立派な民家も残っていました。ラダックでは、歩いてしかいくことのできない村にも、見どころがいっぱいあります。
シンゴからスキウという村まで、うねうねとくねる沢沿いの険しい道を下っていきます。直径10メートル以上はある岩がゴロゴロ転がっているような場所もあったりして、すごい光景です。
下り続きで痛む足を引きずりながら、ようやくスキウの村に到着。こぢんまりとしたキャンピングサイトにテントを張って、ふと見上げると、写真のような立派な山々が臨めました。
ここから、いよいよマルカ谷を辿る旅が始まります。
おかえりなさい!アップされるのを待っていました!!
人物の写真、とてもいい味出てますね。癒されるなぁ。
それから曇天に雪の写真・・・晴天のラダックしか私は知らないので、新鮮でした。
こちらのHPで紹介されていたラダック語会話帳も購入しました♪あと2週間と少しでラダック入りです。
>yukoさん
コメントありがとうございます。標高4800メートルで雪に降られるというのは、なかなかしんどかったですよw いいラダック旅行になるといいですね。