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ラダックの音楽

そういえばこのブログでは、ラダックの人々が日頃どんな音楽を聴いているのかということについて、まだ書いたことがありませんでした。今回一時帰国する前に、レーの街で何枚かCDを買ってきたので、ここでご紹介したいと思います。

aleyyatoley.jpgまずは「アリヤトレ」というアルバム。ラダックやザンスカールで歌い継がれてきた、素朴で懐かしいメロディの民謡が収録されています。伴奏は笛と太鼓だけという超シンプルな構成。ボーカルは男性と女性で、半分はデュエットソングです。

このアルバムで一番よく知られているのは、タイトル曲の「アリヤトレ」でしょう。ザンスカールに古くから伝わる曲だそうで、僕の手元にあるラダック語の教本に載っていた歌詞の英語訳によると、こんな感じの歌です(間違ってたらごめんなさい)。

 夏の高い峠に広がる美しい草地
 草とパルの花のかぐわしい匂いが満ちている
 ヤクや山羊や羊たち、大きな群れ、小さな群れ
 バター、ミルク、バターミルク、チーズ、日々の糧
 おお、我が友よ、25頭の!
 登れ登れ登れ、我が友よ
 下れ下れ下れ、我が友よ
 今ほど幸せな時はない、我が友よ
 お前たちが幸せでなければ、人間も悲しむだろう

おおらかでほがらかで、今でも聴いてるとついつい「アリヤトレ〜」とサビを口ずさんでしまいます。ラダックの伝統的な歌のCDを買いたいと思っている方は、このアルバムを選べばまず間違いないでしょう。

migchu.jpgでは、今時のラダックの流行曲ではどんなCDがあるのかというと、以前このブログでも紹介したメイド・イン・ラダックの映画「ミクチュ」のサントラが人気のようです。演奏には電子楽器も使われていますが、メロディは優しくてのびやかで、とにかく耳に残る。ラダックでローカルバスに乗ると、このアルバムに収録されている曲が大音量でガンガン流れてくるので、完全に脳内に刷り込まれちゃうんですよね。だから、ラダックにしばらく滞在したことのある人なら、このアルバムを聴くだけでローカルバス気分が味わえます(笑)。

どちらのCDもアマゾンとかでは扱っていないので、現地で買うしかないと思いますが、もし機会があれば、ぜひレーのCDショップで探してみてください。ラダックのいい思い出になると思います。

4件のコメント

こんにちは。
「ミクチュ」持ってます(笑)
私は「CHEMA」が好きです。聞かれました?
残念ながらカセットしかなかったのでそれを購入。
帰国後デジタル化しました?(笑)
「アリヤトレ」チェックしてみますね。。

>chalagさん
おお! 持ってる方がいた! すごいな〜。コメントありがとうございます。「CHEMA」は別のCDのタイトルですか? それとも「ミクチュ」の中の曲? 僕が持ってるCDの中には入ってませんが‥‥。「アリヤトレ」おすすめです。ぜひ!

「CHEMA」は別CDです。。
あ、CDは去年夏時点ではなくて”カセット”オンリーで存在してました。
ジャケットは『夕日に3人の人影(真ん中は子供)』(笑)
a film by Thakchhot productionとあるのでサントラ? ミクチュもサントラですよね・・。

>chalagさん
情報ありがとうございます。今度「CHEMA」探してみます。もしかしたらCDになってるかもしれないですからね。

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