日本のお正月とラダックのロサルは、なんとなく似ているところがあるなあと思います。
ロサルが明けると、ラダックの人々は近くのゴンパに初詣(?)をして、あちらこちらの家族や親戚、友人をまめに訪ねて回ります。そして行く先々で宴会攻勢(笑)。ラダックにはおせち料理はないようですが、クラと呼ばれる特別な揚げ菓子をはじめ、普段はあまり食べない肉料理もばんばん振舞われます。
昼間はまだいいのですが、夜になるともう、飲めや歌えや踊れやのオンパレード。訪ねる方ももてなす方も大変です。僕が冬の間レーで滞在しているタシ・ギャルツェンさんの家でも、奥さんのスカルマ・チョンドルさんは食事や飲み物の支度をしながら、「タカ、ロサルってほんとに忙しいのよ〜!」とぼやいてました。
もう一つよく似ているなあと思ったのが、お年玉。ラダックでも日本と同じように、その家を訪ねてきた大人たちが子供たちにお年玉をあげる風習があるのです(ラダック語で何と言うんだろう? 聞き忘れた‥‥)。日本ではお年玉をポチ袋に入れて渡したりしますが、こっちではお金をそのまま渡しちゃいます。普段見慣れない札束を握りしめてどぎまぎしている子供たちの顔が、本当にカワイイ(笑)。
「僕が子供の頃もこんな風にお年玉をもらってたんだけど、いつも母親が『あなたのお年玉は銀行に預けておくからね!』と言って取り上げてた。あのお金はどこに行ったんだろう‥‥」と僕が言うと、
「それ、うちでもタシがまったく同じことを言ってるわよ!」とスカルマさんが笑ってました。どこの国でも、親が考えることはみな同じなようです。
うちのおかんも、お年玉を取り上げてました。
でもちゃんと成人したときに、定期預金にしておいた
お年玉預金通帳をくれましたよ!
今でも手をつけずに取ってある…というか
今現在、貯金はそれだけ(笑)
自分で貯めたお金は全部お店に投資しちゃったもんでね〜
>miyazakiさん
いいお母さんですね。うちはたぶんウヤムヤになってると思う‥‥(笑)。
去年の正月、僕は姪っ子へのお年玉を図書カードにしました(in ミッフィーポチ袋)。意外と喜んでくれて、「これから絵本買いに行く!」と張り切ってショッピングモールに出かけていきましたよ。