ここ最近、ラダックでは雲ひとつない快晴の日々が続いています。寒さは日増しに厳しくなり、明け方には、道端の水たまりにもぴっしり氷が張りつめています。レーのメインバザールでは半分近い店がシャッターを下ろし、食材が乏しくなった食堂では、モモやトゥクパくらいしか出してくれなくなりました。いよいよ冬の到来です。
さて、前にもちらっとお伝えしたように、11月はいったんラダックを離れて、日本に一時帰国しようと思っています。11月1日の朝にレーからデリーに飛び、11月4日の昼には日本に到着。再びラダックに戻るのは、ガルダン・ナムチョが行われる12月4日の朝になる予定です。
帰国中は、インドヴィザの再取得や撮影データのバックアップ、埃まみれの環境で酷使してきたカメラやレンズのメンテナンス、冬のラダック滞在に必要な装備の購入、夏の盗難被害の後始末などなど、短期間のうちにいろいろやらなければならないことがあって、あまりゆっくりもできなさそうです‥‥。まあ、ひさびさに日本食、というか、肉でも魚でも好きなものを口にできるようになるのは嬉しいですが。
昨日の朝、いつものようにデチェンさんが作ってくれた朝ごはんを食べ、たまっていた洗濯物を片付けてから、町に行くために外に出ました。冬の淡い光に満ちた空は、本当に青く青く、どこまでも澄み切っていました。それを見上げていると急に、この土地を離れるのが寂しく、名残惜しくなってきたのです。それまでは結構「そろそろ日本に帰ってのんびりしたいなあ」とか思っていたのに。
やっぱり僕は、ラダックで暮らしている方が性に合うようです。
‥‥まあ、一カ月もすれば戻ってくるんですけど(笑)。
今夜はデチェンさんが、「タカの最後の日だからね!」と腕によりをかけてご馳走を作ってくれるそうです。楽しみだなあ。
お待ちしております。
無事、帰還されたし。
>石田(ち)さん
さきほど自宅アパートに到着しました。一見たいして変化もないかと思いきや、トイレの中にクモの巣張りまくりでびびりました(笑)。
クンガさんももうすぐ日本かな? 11月中に来日したら、ぜひみなさんと一緒にお会いしたいですね。