Days in Ladakh

トークイベント「あなたの旅を本にしてみませんか?」&「旅人BAR」のお知らせ

ラダックの風息[新装版]」を上梓した去年に比べると、今年はトークイベントなどで人前に立つ機会はあまりないかもと思っていたのですが、年明け早々、面白そうなイベントへの出演機会をいただきました。

今回のトークイベントのテーマは「旅の本の作り方」。登壇者は僕のほかに、「LOCKET」という私家版雑誌の編集長の方と、旅の求人サイト「SAGOJO」CEOの新拓也さん。僕も「LOCKET」の動向には以前から興味がありましたし、「SAGOJO」という今の時代ならではの旅人のための求人サイトを運営されている新さんを交えて、いったいどんな展開になるのか、とても楽しみなイベントです。

僕自身は別にベストセラー作家でもメガヒットメーカーの編集者でもないので、本づくりの仕事に関して、偉そうなことは何も語れないのですが……これまでの僕の行き当たりばったり極まりない人生の道のりを話したりするのも、何かの参考には(反面教師として?)なるのかなと(苦笑)。ともあれ、きっと面白いトークになると思います。

日時は2月21日(火)の夜、会場は東京・高円寺駅の北口にある書店、文禄堂高円寺店さん。なお、トークイベント終了後には、会場のすぐ近くにあるバー「BnA HOTEL Koenji」にて、「旅人BAR」という集まりを開催。僕たちはカウンターの反対側に回って、にわかバーテンダーを務めさせていただきます(笑)。イベントに参加した方はもちろん、仕事の都合などでイベントにはちょっと間に合わないという方も、ぜひ一杯飲みにいらしてください。

以下、イベントの詳細です。ご来場、お待ちしています!

※2月12日(日)追記:現時点で、予約数が会場の定員(50名)に達したため、新規のご予約の受付は終了しました。今後、イベント当日までにキャンセルなどで空席が出た場合は、TwitterおよびFacebookページでご案内します。よろしくお願いします。
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あれから10年が過ぎて

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

2017年は僕にとって、ちょっとしたメモリアル・イヤーでもあります。このブログ「Days in Ladakh」を開設した2007年2月1日から、ちょうど10年にあたるからです。「もう10年も経ったのか、あっという間だったなあ……」という気持と、「あれから、本っっ当にいろんなことがあったなあ……」という気持が自分の中でないまぜになっていて、何だか不思議な気分です。

僕がラダックに長期滞在して取材するようになったのは、2007年の5月から。当初は主に友人・知人の方々への近況報告の場としてこの「Days in Ladakh」を更新していたのですが、半年、1年と経つうちに、次第に多くの方々に読んでいただけるようになりました。取材を終えて帰国した後の2009年に初の単著「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々」、2012年にガイドブック「ラダック ザンスカール トラベルガイド インドの中の小さなチベット」を上梓することができたのも、当時からこのブログを読んでくださっていた方々の存在があったからこそ、と思っています。本当にありがとうございます。

10年前の僕は、「とにかくラダックのことをもっと知りたい。時間も手間も徹底的にかけて、あらゆるものを見て、聞いて、感じ取り、考えたい」と、いったいどこがゴールになるのかもわからないまま、無我夢中で走り出そうとしていました。まさかその10年後に、ラダックについての本を複数作り、雑誌や新聞やWebにラダックの記事を書き、現地でツアーガイドの仕事までさせていただくようになるとは、想像すらしていませんでした。ラダック関係以外で依頼される仕事の種類も旅や写真の分野へと大きくシフトしましたし、何より、たくさんの、本当にたくさんの方々との新たな出会いがありました。この「Days in Ladakh」が、僕の人生そのものを大きく変えたと言っても過言ではないと思います。

これから先、10年後に自分がどうなっているのか、それもまったく見当もつかないのですが、少なくともこのブログは、FacebookページTwitterと連携させながら、できるだけ長く続けていって、日本でのラダックに関する情報の発信源としての役割を果たしていけたらと思っています。インドの山奥の辺境の話題ばかり10年分も蓄積してるブログとか、世界中を見渡してもそうそうないでしょうし(笑)。

とにかく、目の前にあるものを一つずつでもクリアしていけるように、精一杯、がんばります。これからも、この「Days in Ladakh」をよろしくお願いします。

怒涛の一年をふりかえって

早いもので、12月も半ばにさしかかり、あともう少しで2016年も終わりですね。「今年はあっという間だった」と毎年言ってる気もしますが、僕にとって今年は本当に、今までに経験がないほど目まぐるしい日々の連続で、振り落とされまいと必死にしがみついているうちに、いつのまにか終わってしまったような気がしています。

個人的に一番大きな出来事となったのは、「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]」を雷鳥社から刊行したことでした。この新装版は出版が決まるまでが本当に苦労の連続だったのですが、どうにかゴールに辿り着いたことで、これまでのラダックでの取り組みに一つの区切りをつけられたのと同時に、ラダックでまた新たな目標に向かうための出発点に立てたように思っています。その目標というのは……いろいろうまくいけば、そのうちご報告できると思います。まあ、これがまた、大変なんですけどね(苦笑)。

ラダックに関しては、三鷹や横浜、綱島などで長期間にわたって写真展をやらせていただいたり、御徒町や代官山、そして京都でもトークイベントに出演させていただいたり、あとは去年に引き続き今年も夏のラダックでツアーガイドを担当させていただいたり……。いつにもまして、ラダックに興味を持ってらっしゃる方々と直接お会いできる機会に恵まれたのも、2016年の大きな収穫でした。こうした機会こそ、自分自身が前に進んでいくために必要な原動力となり、支えとなっていることを、身にしみて感じています。本当にありがとうございました。

2017年は、さきほど書いた新たな目標を実現するための「仕込み」の作業に入ります。おそらくまた、ほぼ確実に、インドに赴くことになるでしょう。ラダックでの取材は今までラクであったためしがないのですが(苦笑)、ここで再びしっかりと種を蒔いておくことが、次の実りにつながると思っています。あ、「来年はツアーガイドはやらないの?」という奇特な方がもしいらっしゃるようでしたら……えっと、期待していてください(笑)。

しばらく先のことになると思いますが、みなさんに良い報告ができるように、がんばります。

インドで1000ルピー札と500ルピー札が突然使用禁止に!

ひさしぶりの更新です。10月はほぼずっと、取材の仕事でタイを旅していました。帰国して10日ほど経って、ようやく日常が戻ってきたという感触です。それにしても日本は寒いですね。今年はほとんど秋を味わえなかったような気がしています。

さて、ほんの数日前、びっくりするようなニュースが飛び込んできました。なんと、インドで使われている紙幣のうち、高額紙幣の1000ルピー札と500ルピー札が突然使用禁止になってしまったのです。旧紙幣は年内のうちに銀行に預金するか、新紙幣(2000ルピー札と500ルピー札)に交換してもらう必要があるのですが、預金の引き出しや新紙幣への交換には金額制限もあるそうで、混乱は避けられそうにありません。実は僕も、次回の渡印に備えて500ルピー札を手元に何枚かキープしていたんですが……どうしようこれ(苦笑)。

今回の突然の紙幣切り替えは、偽造紙幣や不正蓄財などの問題への対策だそうですが、都市部ならまだしも、ラダックのようにそもそも銀行がある場所に行くだけでも一苦労するような僻地はインド国内の至るところにあるわけで、本当に大丈夫なんだろうかと心配になります。まあ、大丈夫なわけがないですよね……こういうところも、インドらしいといえばそれまでですが。

これからインドへの旅行を考えている方、高額紙幣のハンドリングにはくれぐれもご注意を。

写真展「Summertime in Ladakh」を終えて

9月9日(金)から30日(金)まで、綱島の旅カフェ、ポイントウェザーで開催していた写真展「Summertime in Ladakh」、無事に会期を終えることができました。ご来場くださったみなさま、どうもありがとうございました。上の写真は、会期中の9月18日(日)に会場で開催した「ラダック・オフ会」の時の写真です。想定以上にたくさんの方々にお越しいただいたので、店内が大変なことになってしまいました(笑)。

2016年は、三鷹と横浜でも写真展「風息の行方 ラダック ザンスカール スピティ」を開催したので、綱島でのこの写真展と合わせると、約3か月もの間、自分の写真を公の場に展示し続けていた計算になります。これだけ長期間の展示を行ったのは、もちろん初めてです。写真展開催を通じて、本当にいろんな方々に写真を見ていただいたり、本を読んでいただいたりしたので、僕自身にとっても何物にも代え難い経験になりました。

「Summertime in Ladakh」の展示の中心となった作品たちは、今年の夏にラダックのチリンという村に5日間ほど滞在しながら撮影してきた写真です。遠い昔にネパールから来た仏師の業を受け継ぐ鍛冶職人、セルガルたちが暮らす村。彼らとどんな風に向き合っていけば、彼らにも自分自身にも見てくれる人にも腑に落ちる写真が撮れるのか。そんなことを考えながら撮影していた日々でしたが、少なくとも僕自身にとっては、自分なりのやり方で、ちゃんと納得のいく写真を撮ることができた、という手応えを感じられた取材になりました。その成果を、帰国してすぐに写真展で見ていただくことができたのは、ラッキーだったなと思います。

今の段階ではもう、ラダックに関してはアウトプットし尽くしてしまって、自分の中身はすっからかんなのですが(苦笑)、もし、来年以降、新たなインプットを得ることができて、それが自分自身にとっても納得のできるものであったなら、またこういった写真展のような場を設けさせていただけるといいな、と思っています。そのためにまず、一つひとつ、やるべきことを頑張っていこうと思います。

重ね重ね、ありがとうございました。