Days in Ladakh

本づくりという旅の始まり

コロナ禍の影響で、かれこれ半年以上もの間、世界中で旅という行為が一時停止に追いやられている状況が続いています。僕もご多分に漏れず、今年の夏はずっと東京の自宅で過ごしています。夏に国外へ行かなかったのは、11年ぶりくらいじゃないかな。

インドでは、日に6万人以上もの新規感染者が見つかるという状況がずっと続いています(春先にあれだけ強烈なロックダウンを実施したのに……)。ラダックでも日に十数名程度の新規感染者が見つかっていて、引き続き予断を許さない状況だそうです。僕たちが以前のようにラダックへ旅行しに行けるようになるのは、早くても来年の夏頃……いや、それもあやしいかも。本当にやっかいな流行り病だなあと思います。

僕自身の仕事も結構影響を受けていて、海外での取材を伴う案件はすべて時期未定の先送りに。国内での仕事も、Zoomを使ったオンライン取材などを時々依頼されるものの、全体的にはかなり目減りしています。取引のある各出版社も、刊行スケジュールが大きく狂うなど先の見えない状況というところが多く、いろいろ大変そうです。まあ、このご時世に、何の影響も受けずに平気な業界を探す方が難しいですが。

ただ、そんな中でもありがたいことに、ラダックについての新しい本を、とある出版社から来年刊行することが決まりました。今のような状況下で書き下ろしの新刊を商業出版できるというのは、本当にツイているというか恵まれているなあ、としみじみ思います。新しい本を作るのに必要な素材は、ほぼすべて手元に揃っているので、今年の後半から来年前半にかけては、執筆と編集に没頭することになりそうです。

四月下旬に『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』を刊行してから、約四カ月。再び、新しい本づくりという旅が始まろうとしています。毎日ひたすら机に向かい続ける日々がまた続くことになりますが、書店で手に取ってくださった方々にずっと大切にしてもらえるような本にすべく、今の自分にできるベストを尽くしたいと思います。がんばります。

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