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子供の写真を撮る時は‥‥

ラダックやザンスカールを旅していると、たくさんの子供たちに出会います。みんな、澄んだ瞳にこっちの顔が映り込むくらいに顔を寄せてきて、ニコッ、と最高にイイ笑顔を見せてくれます。写真をやっている人なら、いや、そうでない人にもたまらないくらいフォトジェニックな被写体なのですが、いざ撮ろうとすると、割と大変。カメラを向けたとたん、緊張して石みたいにカチコチになったり、こっちの言うことをまったく聞いてくれずに、好き勝手に暴れまくったり。なかなか手強いです‥‥(笑)。

別にラダックに限ったことではないですが、子供を狙った通りのイメージで撮るなんて、僕には絶対無理(笑)。僕の場合、「みんなで撮ろうよー」「今度は一人ずつねー」くらいは言いますが、あとはもう好き放題にやらせて、一緒にバカ笑いしながら、パシャパシャ連写しまくってます。フィルム時代だと、枚数が気になってしまうので無理でしたけど。

カメラに緊張している子の場合は、いったんファインダーから顔を外して、笑顔であれこれ話しかけて笑わせたり、割とよく使う手っ取り早いやり方では、「ほら、ジュレーって言ってごらん」と言って、その子が「ジュレー」と言った瞬間に、パシャシャッと撮ったりしています。

カメラを持ってはいるけれど、子供たちと同じレベルで一緒に遊んでしまう。僕にはそういう撮り方が合っているようです。

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