Days in Ladakh

シェイ ブンスコル

6月26日、シェイの村ではブンスコルと呼ばれる行事が行われました。ゴンパが所蔵しているカンギュール(経典)を村人たちが背負って外に担ぎ出し、僧侶たちとともに村の中を練り歩いて、人々に祝福を授けて回るという行事です。からりと晴れた空の下、数十人の村人たちがブンスコルのために集まりました。

これがカンギュールです。横長の紙に版木で印刷された経典を束ねて布でくるみ、上下から板で挟んでいます。村人たちはこれを一つか二つ背負って運びます。かなりの重量なんじゃないかと思います。

村のいたるところで、村人たちがチャイやお菓子などを用意して、ブンスコルの一行を待ち構えています。人々は跪きながら、カンギュールに頭を近づけて祝福を授かろうとしていました。

行く先々で、僧侶たちがプージャーを行います。時には小さなお堂で、時にはチョルテンの前で、時には涼しげな木陰で。

休憩中のおばちゃんが背負っていたカンギュールに、子牛が鼻先を近づけて、くんくんと匂いをかいでいました。

澄み切った青い空、白い雪を被った峰々、新緑に彩られた木立や畑。その中を、遠い昔から受け継がれてきた祈りの言葉を背負った人々が、列をなして歩いていく。心にじーんと沁み込むような、美しい光景でした。ラダックには、まだまだ僕の知らないことがたくさんあるのだなあ、と思いました。

7 thoughts on “シェイ ブンスコル

  1. yuko

    先日メールさせていただいた者です。
    すてきな写真のアップ、ありがとうございます。
    いつも楽しみに覗かせていただいています。
    1ヶ月後にラダックへ行くということもあり、
    写真を見ると、ソワソワわくわくします。
    やっぱりラダックには、うれしくなるような
    空があって、山があって、緑があって、
    温かく信心深い人々がいて動物もいる。
    次の写真も楽しみにしています♪

  2. Yoshida

    ラダックからの日記、楽しみに読ましていただいています。
    ブンスコルという行事があるのですね。なんて清らかな穏やかな…なんと表現したらいいのか分かりませんが、とても素敵ですね。写真と文を読みながらシェイの空気を想像すると自然と口角が上がってきます。
    すばらしい写真と文ありがとうございます。
    今ラダックにいらっしゃる山本さんが本当にうらやましいです。素敵な日々を過ごしてください。

  3. Mahonba

    「ラダック〜懐かしい未来〜」という本を読んでから
    ラダックに興味があります。
    いろいろな情報楽しみにしています。
    とにかく、きれいな青の空ですね。
    私もラダックへ行ってみたいなぁ。

  4. Kaori

    カンギュルだけで、この量あるんですね。別の日にテンギュルをもってあるいたりはしないんですか?(笑)
    なんか、日本の御神輿と似てますね。
    ゴンパまで行けない人の為に教典の方が降りて村をねりあるくんですね。面白いです。

  5. yama_taka

    >yukoさん
    ありがとうございます。ラダックは毎日、からっと晴れたいい天気ですよ。いい旅になるといいですね。
    >Yoshidaさん
    ありがとうございます。日本に比べると超がつくくらい遅い回線でブログを書いた甲斐がありました(笑)。
    >Mahondaさん
    時間とご都合が許すなら、ぜひ一度ラダックへ。いろいろなことを考えさせてくれる場所だと思います。
    >Kaoriさん
    この行事は、シェイだけでなくほかのゴンパでもやっているそうです。この前日にはティクセでブンスコルが行われたとか。

  6. Sachi

    なんてやさしい色彩なんでしょうか。写真から伝わる澄んだ乾いた空気を懐かしく感じます。
    ラダック人の(とくに中高年の女性の)丸い背中が好きです。逞しいのに慎ましいというか、信仰対象を前に、ちっぽけで正直な姿をさらすとき、神様もこんな人々を愛さずにはいられないんじゃないかなって思いました。

  7. yama_taka

    >Sachiさん
    コメントありがとうございます。そう、丸い背中、いいですよね。なんともいえないやさしさを感じます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です