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二人のナムギャル

今日からもう12月ですか。早いなあ‥‥。

一年前の今頃は、「ラダックの風息」の原稿を書き終えた後、写真のセレクトで死ぬほど悩んでいた時期でした。載せたい写真はそれこそ何百枚もあるのに、本は240ページしかありません。一度選んだものが気に入らなくて最初から全部やり直したりして、周囲の友人に「‥‥やつれた?」と心配されるくらい、消耗していた記憶があります(苦笑)。

そうなんです。「これはブログには載せずにとっておいて、本に載せよう!」と思っていて、結局載せられなかったり、カラーページには回せなかったりした写真が、まだ山のようにあるのです。最近、そういう写真たちを仕事の合間に見返したりもしているのですが、「このまま埋もれさせておくのももったいないなあ‥‥」と思うようになりました。

2009年はこのブログもかなり放置気味だったので(すみません)、これからは、一、二週間に一度くらいのペースで、そういう埋もれた写真たちを、こんな感じでちょこちょこご紹介していこうかな、と思っています。まあ、次の夏に再びラダックに行くまでのウォーミングアップということで(笑)。

上の写真は、本の中でもモノクロページに載せた写真です。左の男の子が、文中にも登場したホームステイ先の一家のスタンジン・ナムギャル。右の男の子は従兄弟のリグジン・ナムギャル。どっちもナムギャルという名前です。リグジンの帽子にも名前が入ってますね。カッコイイ(笑)。

ナムギャルというのは、かつてラダックを統治していたナムギャル王朝の王族が代々受け継いでいた名前でもあります。中でも一番有名なのがセンゲ・ナムギャルという王様なのですが、それにちなんで、スタンジンはよく「センゲ、センゲ」という愛称で呼ばれていました。

元気かなあ、あの子たち‥‥。

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