またずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。ここのところイベント絡みのお知らせばかりだったので、たまにはつらつらと、近況や最近考えていることを書いてみたいと思います。
ここしばらくは、広告系のインタビュー本の執筆と、Web系の本の編集作業を同時進行でやっています。合間に雑誌の仕事も入ったりして、やたらめったら忙しいんですが、でも全然儲かっていない(苦笑)。ぢっと手をみる‥‥という感じです。
そんな仕事の合間にも、これから先、自分がラダックに関わっていく上で何ができるか、何を目指していくべきか、ということをじっくり考えるようになりました。
一つ思ったのは、写真について。
前回の足かけ一年半にわたる滞在の間も、僕は相当な枚数の写真を撮ったのですが、正直「いや、自分の本職はライターだから‥‥」と、写真に関してはどこかで逃げ道を用意していたような気がします。「ラダックの風息」を読んでくださった多くの方々に「写真がよかったです!」と言っていただけているのは本当にうれしいし、ありがたいと思っているのですが、あの写真たちがベストだったのかと問われると、「もしかしたら、もっといい写真が撮れたかもしれない‥‥」と、ついつい考えてしまいます。
手元のMacに保存しているラダックの写真のアーカイブを見ていても、やっぱりそう思います。この世のものとは思えないほど雄大な風景とか、華麗で荘厳なお祭りとか、そういう派手でダイナミックな写真は、そこそこ揃っています。でも、滞在中に僕自身がずっと目にし続けていた、ラダックの人々の生活のひとコマとか、何気ない表情とか仕草とか、そういうありふれた日常を捉えた写真は、思いのほか少なかったのです。
「もっとラダックやザンスカールのものすごい風景を撮ってこい!」と言われても、あのチャダル・トレックを超えるチャレンジというのは、そうそうできることじゃありません(笑)。僕が今、ラダックで撮りたいと思っているのは、もっと何気ない写真‥‥このエントリーの冒頭に載せた、イグジン・アンモのマフラー越しにでもわかる笑顔のような写真。どうということはない日常の風景だけど、ラダックの人々の温かさが伝わってくるような写真を、納得いくまで追求してみたいなあ、と。
まずは、自分がやりきれていなかったと思えるところから、じっくり取り組んでいこう。そうしていくうちに、新たに何か書きたいことが見えてきたら、それを書いていこう。
諸々の都合で、前みたいに一年、二年と長逗留するのはなかなか難しいのですが、二カ月とか三カ月ずつでもいいからラダックに通って、自分が撮りたい写真と、自分が書きたいことに対して取り組んでいく。これからは、そういうスタンスでラダックと向かい合っていければと思います。
とりあえず、来年の夏は、ラダックに行きます!(笑)
お久ぶりです。広島にいらっしゃるザンスカール出身のチベット僧ゲンギュウ・ラが3ヵ月インドに帰国されてましたが、先月の終わり頃お寺に帰って来られました。お国の写真を沢山撮って来られ、早速見せてもらいました。やまたかさんの著書に載ってるトンデ・ゴンパや私が以前僧から戴いた写真は、ゴンパからの眺めでしたがゴンパの建物を見せて貰いました。久しぶりに一緒に修行した仲間の僧達との楽しそうな顔、僧の親戚も沢山写って間柄を教えて下さいました。皆さんいい笑顔でしたし、日常生活がわかる様な写真が沢山ありました。法王様がザンスカールに来られ その準備や人々が遠くから説法を聞くのに宿とするために広い草原にテントが沢山ありました。説法されてる法王様や聞いてる人々 私には遠い遠い所ですが知らない世界を見せて貰いました。全部見るには時間がなかったので又お寺にお邪魔したとき見せて貰う事にしました。
>キキララさん
こんにちは。コメントありがとうございます。そうですね、今年はザンスカールでも法王様のティーチングがあったんですよね。友人が一人観に行っていたそうなんですが、日本に釘付けだった身としてはとてもうらやましかったです(苦笑)。