Days in Ladakh

収穫の日々

8月24日から29日まで、今年の春に種まき作業を手伝ったシャクティのツェリン・ナムギャルさんの家に行って、麦や豆の収穫の手伝いをしてきました。実りの季節の到来です。

3カ月前は褐色の土色でしかなかった畑は、今や一面黄金色に輝く大麦(バッレ、ラダック語でナス)に覆われていました。風が吹くと、豊かな麦穂がこすれあって、サラサラと乾いた音を立てます。自分が種まきを手伝った麦がこんな風に目の前に存在することが、とても不思議に思われました。

今回、麦や豆の刈り取りを手伝ってくれた、親戚のミパン・タンペルさんとパドマ・チョンドルさんご夫妻、そして娘のデチェン・ツィスキットちゃん(かなりカワイイ)。収穫作業は人手が多いほどいいので、助かりました。

刈り取りに使われている鎌。素朴というか何というか、いかにも切れなさそうですよね‥‥実際、切れません(笑)。というか、ラダックで使われている刃物は、包丁から鎌に至るまで、概して刃先が鈍いのです。こんな鎌でも、村の人たちは器用に使いこなしてしまいます。

ザック、ザックと手際よく麦を刈り取っていくミパンさん。刈り取り作業にはある程度の熟練を要します。ちなみに、ラダックのどの地域でもこういう鎌を使っているわけではありません。たとえばサスポルやアルチのあたりでは、麦を根から引っこ抜いています。

刈り終わった麦はいくつかの小山に分けて積んでおくのですが、その際にこぼれた麦穂は、このデッキブラシ状の道具でかき集めます。今回の僕の任務その1です。

今回の僕の任務その2は、刈り取った麦を乾燥させる場所に運ぶ作業です。通し金具のついたひもを使って麦を束ね、それを背負って運びます。ひもを肩に通してからよっこらしょと立ち上がる時、足首の使い方にちょっとコツがあります。あと、あんまり多く束ねすぎると立ち上がれません(笑)。一番貢献しやすかったとはいえ、かなりしんどい作業でした。

刈り終わった麦の山。穂先を下にして積んで乾燥させます。昔はゾを使って脱穀し、それを熊手ですくい上げて風で殻を吹き飛ばす風選という作業が行われていたそうですが、残念ながら現在のシャクティでは、どこの家も脱穀機を使っているそうです。来月訪れる予定のザンスカールの村々で、風選が行われていることを期待しています。

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