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『旅は旨くて、時々苦い』刊行のお知らせ

『旅は旨くて、時々苦い』 文・写真:山本高樹 価格:本体1200円+税 発行:産業編集センター B6変型判240ページ(カラー16ページ) ISBN 978-4-86311-339-8 配本:2022年9月中旬 去年の秋から執筆していた新しい本が、完成しました。『旅は旨くて、時々苦い』という本です。 二十代初めの頃から海外を一人で旅するようになって、かれこれ三十年以上経つのですが、これまでの旅の日 […]

ゴッドファーザー

ひさしぶりに、ちょっと軽めの話題を(笑)。 ラダックのお酒というと、以前このブログでも紹介したチャンという大麦で作ったどぶろくや、アラクという蒸留酒があったりするのですが、それらは基本的にお店やレストランでは売っておらず、村で民泊などをさせてもらった時に、運がいいと飲ませてもらえるものだったりします。 では、ラダックのどこでお酒が手に入るかというと、基本的にはレーのメインバザール周辺にある数軒のレ […]

ムスリムのパン屋街

レーのメインバザールにある大きなモスクの左側から裏に抜ける路地のあたりには、ムスリムたちが経営する看板もないパン屋が軒を連ねています。写真のようなクルチャやナンが香ばしい匂いとともに売られていて、レーから日帰りでどこかの村を訪れたりする時の携行食にはうってつけです。しかも、ものすごく安い。僕が滞在していたゲストハウスでも、チャイと一緒にこのクルチャをよくいただいていました。 ラダックでは千年もの昔 […]

ティモ

そういえば、まだこれを紹介してなかったな‥‥と思ってたら、昨夜デチェンさんがタイムリーに作ってくれたので、写真とともにご紹介します。 これはティモと呼ばれる料理で、小麦粉を練ってクロワッサンそっくりな形にして蒸し上げた蒸しパンです。野菜などを煮込んだものと一緒にいただきます。これが素朴なことこの上ない味で、なかなかいけるのです。 察しのいい方はお分かりかと思いますが、トゥクパにしてもモモにしてもス […]

タギ・カンビル

意外に思われるかもしれませんが、実はラダックではパンもよく食卓に上ります。ラダック語では小麦粉を練って焼いたパンの類を「タギ」と呼んでいます。たとえば、インドから伝わってきたチャパティは「タギ・シャモ」(シャモは「薄い」という意味)と呼んだりしていますね。 外国人からラダッキ・ブレッドなどと呼ばれているラダック独特のパンは、「タギ・カンビル」と呼ばれています。小麦粉にイーストを加えて練って寝かせた […]

スキウ

ラダックのローカル・フードでまだ紹介していないのは何だっけ‥‥と思っていたら、この間の夕食でスキウが出てきたので、紹介します。 スキウというのは、小麦粉を練ったものをシェルマカロニみたいな感じの団子にして、野菜や肉と一緒に煮込んだ料理です。味は家庭によってさまざまですが、ちょっととろみのある感じはシチューに似てます。そういえば名前も似てますね(笑)。町の食堂ではまずメニューにありませんが、田舎で民 […]