そういえば、まだこれを紹介してなかったな‥‥と思ってたら、昨夜デチェンさんがタイムリーに作ってくれたので、写真とともにご紹介します。
これはティモと呼ばれる料理で、小麦粉を練ってクロワッサンそっくりな形にして蒸し上げた蒸しパンです。野菜などを煮込んだものと一緒にいただきます。これが素朴なことこの上ない味で、なかなかいけるのです。
察しのいい方はお分かりかと思いますが、トゥクパにしてもモモにしてもスキウにしても、ラダックで食べられている伝統的な料理はだいたい原材料が同じです。苛酷な環境の中で手に入る限られた食材を、さまざまな形に調理して楽しむ工夫がこらされているのがよくわかります。
ちなみに写真の後方にぼんやり赤く見えているのは、トマト、ニンジン、ネギ、コリアンダーにぱらっと塩をかけただけのサラダ。何の手も加えてないのにものすごくうまいです。トマト以外は宿の庭の菜園で穫れた野菜なのですが、やっぱり材料がいいと味も違いますね。