早いもので、8月も今日で終わりですね。ラダックでは明日から約2週間、ラダック・フェスティバルという州観光局主催のお祭り期間が始まります。パレードや音楽フェス、アーチェリーやポロの試合など、さまざまなイベントが開催されるそうです。
ところが僕はそういったイベントには目もくれず(笑)、明日から3週間ほどレーを離れます。ラダックの南にある山岳地帯、ザンスカールに行ってくる予定です。
ザンスカールは、長い間、僕にとって憧れの場所でした。オリヴィエ・フェルミや庄司康治さんの素晴らしい写真集を見るにつけ、いつかは自分もこの場所に‥‥と念じ続けてきたものです。これまでにも、ザンスカールに行けるチャンスがなかったわけではありません。ペンジ・ラという峠が雪で塞がっていない夏の間なら、レーからカルギル経由でパドゥムまで、2日がかりでバスで行く手段がありますから。
でも、もし自分が最初にザンスカールに行くのなら、バスに乗って行きたくはなかった。自分自身の足で、折り重なる峰々を踏み越えて行きたかった。
‥‥というわけで、歩いていきます(笑)。
ラマユルからパドゥムまで、約12日間をかけてのトレッキング。ガイドやコックを引き連れた大名行列みたいなトレッキングはしたくなかったので、ポニーマン1人とロバ3頭(馬じゃなくてロバなのが不安というか、僕らしいというか)という最小限のメンバー編成で臨みます。行く手をさえぎるのは4000メートル、5000メートルに達する険しい峠の数々。どうなることやらわかりませんが、頑張ってこようと思います。
このブログを始めて以来、かれこれ50以上のエントリーを書いてきましたが、これらはまだ、ほんの前振りに過ぎないと僕は考えています。ラダックという土地の本当の凄さをお伝えしていくのは、これからです。とりあえず、ザンスカールから生きて帰ってくることができたら、写真を交えていろいろご紹介しますので、お楽しみに。
美しい写真にわくわくしながら見てます(^^)
峠越え、きっと素晴らしい風景が待っているのでしょうね…高山病にならないように、お気をつけて!
写真楽しみに待ってます。
ザンスカールの報告、楽しみにしております!
数年前、逆ルートを1週間かけて行きました(←バスでザンスカールに着いてから、ね。ある意味、トレッキングよりキツイ2日間でした^^;)。
わたしも大名行列がちょっと気恥ずかしかったので、ワンラまで帰るというポニーマンをひとり(ロバでなく)馬を二頭、パドゥムで雇って行きました。荷物を運んでもらうことと、万一わたしのコンロがダメになってしまった時(高度が上がると調子がわるくなることが以前あったので)には彼のを使わせてもらうというだけの契約でしたが、ときどきは、わたしの貧しい食事を哀れんで、彼が食事を恵んでくれたこともありました。
想い出のたくさんつまった道程ですが、歩くことに精一杯で余裕がなく、写真がほとんどないのです。このサイトで見られそうなので、とっても楽しみです。
>linさん
ありがとうございます。無事戻ってきました。高山病はまったく問題なかったです。峠は高いものの、宿営地は4000メートルかそれ以下のところが多かったので。写真はこれからアップします!
>meishuさん
一週間というのはかなりの駆け足ですね。まるで地元の人みたい(笑)。食事はほんとに重要ですよね。メギばっかりだと死にたくなります(笑)。