今年の夏、8月17日(月)から23日(日)にかけてラダックで開催されるツアーで、ふつつかながら僕がガイドを務めさせていただくことになりました。
今回のツアーは、日本の旅行会社GNHトラベル&サービスと、同社と提携しているラダックの旅行会社、サチさんのHidden Himalayaとの共同企画になります。ツアーは前半と後半に分かれていて、前半はトゥルトゥクをはじめとするヌブラの各地を3泊4日で訪れ、後半はパンゴン・ツォの湖畔にある最果ての村、メラクを1泊2日で訪れます。ツアーはいずれもレー発着で、前半または後半だけでも申し込めますし、前半から後半まで通して参加することもできます。ツアーの詳細についてはこちらのページをご参照ください。
ここ数年、ラダックを訪れる日本人旅行者の数は年々増加していますが、その一方で、日本からフルパッケージの団体ツアーで訪れる人の割合は減少しているそうです。日本人旅行者の多くはオンライン予約などで自力で航空券を手配し、ラダックでの宿泊や車の事前手配が必要な場合にはサチさんのHidden Himalayaや裕子さんのMother Earth tours & travelsにメールで相談するというやり方を選んでいます。その方がフルパッケージツアーよりも安い費用で、自分の都合や好みに合わせた旅程を組めるからです。僕が「ラダック ザンスカール トラベルガイド」を書いてからさらにその傾向が加速した、という指摘もされましたが(苦笑)。
ただ、こうしたスタイルの個人旅行でもちょっと訪れにくいのが、ラダックの中でも最果ての辺境に位置するエリアです。1、2名で車を長距離チャーターすると相当高額になりますし、シェアする同行者をレーで募ってもタイミングよく見つかるとは限りません。そこで今回の現地発ツアーでは、ヌブラのトゥルトゥクとパンゴン・ツォのメラクという、数年前に外国人の入域が許可されるようになったばかりの個人ではなかなか訪れにくい場所を、割安に、そしてできるだけ効率よく回れるように企画しました。個人旅行の気軽さにツアーの効率性と安心感を組み合わせることのできる、コストパフォーマンスの高いプランになっていると思います。あと、ヌブラの白い砂丘は「ミルカ」、パンゴン・ツォは「きっと、うまくいく」や「命ある限り」などのインド映画のロケ地でもありますしね(笑)。
今回は少人数に限定したツアーですし、僕もツアー中にあれこれうるさいことを言って行動を制限したりしませんので(笑)、個人旅行の延長線上のような気分で、誰でも気軽に参加していただけます。ツアー中には、僕自身がこれまでラダックで過ごしてきた中で蓄積した知識(ムダ知識も多分に含まれてますが、笑)を折に触れてお伝えしたり、写真撮影や現地の人々との交流の際などに、ちょっとしたアドバイスをさせていただければと考えています。初めてラダックを訪れる人はもちろん、リピーターの方にもきっと楽しんでいただけると思います。
また今回のツアーでは、先日ネパールで起こった震災に関連して、ツアーで得られた収益の一部をネパールの被災地支援のために寄付させていただくことになりました。どこにどういう形で、というのはこれから慎重に検討しますが、寄付する過程は必ずご報告しようと思います。
今年の8月、ラダックで旅程の都合が合う方々のご参加をお待ちしています!
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