2016年3月29日(火)から5月29日(日)まで、約2カ月間開催していた写真展「風息の行方 ラダック ザンスカール スピティ」。展示専門のギャラリーではなく飲食店の店内での展示というスタイルの写真展でしたが、期間中、本当に、本当にたくさんの方々にご来場いただきました。3月下旬に上梓したばかりの新刊「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]」も、びっくりするほど大勢の方々に会場でお買い求めいただきました。心から感謝しています。
今回の写真展では、期間中に仕事の合間を縫いながら、できるだけ長い時間、会場に在廊することを心がけていました。4月と5月に書いた原稿の8割は、リトスタで在廊しながら書いたんじゃないかと思います(笑)。なるべく会場に身を置くことで、訪ねてきてくださった方々(知人の方も、初対面の方も)からいろんなお話を聞ける機会が増えて、僕自身にとっても貴重なフィードバックになりました。
4月と5月に開催したトークイベントも、この写真展もそうですが、こうしていろんな方々に出会える場所や時間を作るというのは、本当に大切なことだなと、あらためて実感しています。そうやって人とめぐり逢う場所でしか気付けないこと、伝わらないこと、感じ取れないことは、確実にあります。それをおざなりにして好き勝手に突っ走るだけでは、独りよがりになってしまいかねないですよね。だから、この写真展、本当にやってよかったと、しみじみ思います。
さて、今回の写真展、これで完全にフィナーレかと思いきや……場所を変えての延長戦、あるかも? 続報をお楽しみに。
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