旅をするのに理由はいらない

montbell0416

4月16日(土)にモンベル御徒町店で開催した、ブータン写真家の関健作さんとのトークイベント「ブータンとラダックにいったい何があるというんですか?」。関係者の方々の出入りを除くと、最終的に69名もの方々にお集まりいただき、大盛況のうちに終えることができました。会場ではたくさんの方々が「ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]」をお買い求めくださって、終了後にはサインのために長い行列を作って待ってくださいました。僕なんぞのために本当にすみません。ありがとうございました。

今回のイベントのタイトルは、言うまでもなく、村上春樹さんの本のタイトルにヒントを得たというか、オマージュというか(笑)、まあそういう感じなのですが、あえてこのタイトルにしたのは、僕なりの理由がありました。つまり、「そこに何々があるから」というようなはっきりした目的や理由がなくても、旅したっていいんじゃないかなという。理由はうまく説明できないけど惹かれるとか、何となく気になるとか、そんな程度の動機でぷらっと旅に出てしまってもいいんじゃないかなと思うのです。特に、ラダックに何度も来てるようなリピーターの人には、自分も含めてそういう傾向の人が多い気がします。

何から何まで細かく決め込んだ計画を予定通りに消化するだけの旅より、特に理由も目的もなくぷらっと出かけて、時に突拍子もない事態や偶然のいたずらに遭遇するような旅の方が、僕は好きだし、楽しいと思っています。そういう想定外のことが起こる確率は、ラダックはものすごく高いです(笑)。なので、みなさんも、気が向いたらラダックに行ってみてください。

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