ザンスカール奥地の土砂崩れ災害について

つい今しがた入ってきたニュースで、サチさんのブログにも情報がアップされていますが、昨年末にザンスカールを流れる川の上流域(おそらくプクタル方面)で大規模な土砂崩れが発生。大量の土砂が川の流れを塞いでしまったため、現在、長さが約5キロにもわたる天然ダム湖ができてしまっているとのことです。

この天然ダム湖が決壊してしまうと、下流域の川沿いにある村々に甚大な被害が及ぶ可能性があるため、避難勧告が出ている村もあるとのこと。そして当然ですが、こうした状況下で凍結した川の上を歩くチャダルは非常に危険なため、現在、地元の人々および外部からのトレッカーによるチャダルへの立ち入りは禁止されている状況だそうです。

今後、土砂崩れ現場での土砂の除去作業が検討されているそうですが、極寒のザンスカールの山中で、大きく膨れ上がってしまった天然ダム湖の土砂を、どうやって下流域への影響を最小限に抑えながら除去していくのか。非常に困難な判断と作業が要求されそうです。

このニュース、また現地から新しい情報が入ったら、随時お伝えしていこうと思います。

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