ラダック各地へのアクセスガイド:上ラダック編

たまには実用的なコンテンツも作ってみようかな‥‥ということで、ラダックで各地を訪ねて回る際のアクセスガイドを書いてみることにしました。地図はこちらのページをご覧ください。

上ラダックとは、レーから南東に伸びるインダス川上流域のことを指します。このエリアは比較的開けた地形で、規模の大きな村が川沿いに点在しています。レーからの交通の便も悪くないので、ローカルバスでの日帰り観光が可能な場所も多いです。バスの発着時間はあまり厳密には決まっていないので、前日にバスターミナルに行って情報を集めておくことをおすすめします。

・チョグラムサル
街道沿いにある、チベット難民が多数居住している町。ジワツァルと呼ばれるダライ・ラマ法王の邸宅のほか、TCV(チベット子供村)や仏教系の学校などがあります。レーからは朝から夕方までたくさんのミニバスが出ています。

・ストク
今は博物館になっているストク・カルという王宮と、ストク・ゴンパがある村。ストク・カンリという山に登る際の拠点にもなります。レーからは朝と夕方に1、2本のバスが往復していますが、チョグラムサルまでバスで行って、T字路から橋を渡ってストクへと向かう道が始まっている地点でタクシーを拾うという手もあります。帰りは下り坂なので、チョグラムサルまで歩くことも可能です。

・シェイ
レー以前にラダックの都があった場所。シェイ・カルという王宮と二つのゴンパが残っています。レーからはティクセやシャクティ方面行きのバスに乗って途中下車。バスは朝から夕方まで、30分おきくらいに走っています。

・ティクセ
ラダックを象徴するゴンパ、ティクセ・ゴンパがある大きな村。レーからは、朝から夕方まで30分おきに走っているティクセ行きのバスのほか、シャクティ行きのバスを途中下車しても行くことができます。シェイとは4キロくらい離れていますが、平地なので歩けなくはない距離です。

・スタクナ
ブータンにゆかりのあるスタクナ・ゴンパを擁する村。朝から夕方まで30分おきに走っているティクセ行きのバスを終点まで乗れば、すぐ近くまで行くことができます。シャクティ行きのバスを途中下車してもOK。

・マト
僧がラバ(シャーマン)になることで有名な、マト・ゴンパを擁する村。レーからは朝と夕方に1、2本のバスが走っていますが、朝のバスでマトまで行き、そこからぶらぶらとスタクナまで歩いて下って、街道に出てレーに戻るバスを拾うという手もあります。

・ヘミス
ラダック最大のゴンパ、ヘミス・ゴンパがある村。レーからは朝と午後にバスが出ていますが、朝のバスはヘミス到着後、ほどなくレーに引き返してしまいます。ゆっくり拝観したいなら、帰りはヘミスから歩いてカルーという街道の集落まで下り、そこでシャクティなどからレーに向かうバスを待つという方法もあります。

・チェムレ
シャクティ谷の入口、チェムレ・ゴンパがある村。レーからは朝の8時頃から数本出ているシャクティ行きのバスに乗って行って途中下車します。カルーから歩くのは、緩い登り坂ということもあり、ちょっと遠いです。

・シャクティ
シャクティ谷に広がる大きな村。奥には洞窟のラカンで有名なタクトク・ゴンパがあります。レーからは朝から午後にかけて数本のバスが往復していますが、あまり遅い時間になるとレーに戻るバスがなくなるので、朝イチで行って、午後早めの時間に帰りのバスを拾うようにするといいでしょう。

ストク、マト、ヘミス、チェムレ、シャクティなどでゴンパのチャム(仮面舞踊)が催される日は、レーとの間を往復する臨時バスが大量に増発されるので、特に交通の便を心配する必要はありません。

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