冬のラダックでは、最低気温はマイナス30℃、最高気温も氷点下という日々が続きます。そんな苛酷な環境で暮らす人々にとってかけがえのない存在が、太陽の光です。
天気のいい日には、至るところでひなたぼっこをしている人を見かけます。気温が低くても、日が当たるところにいると、びっくりするくらい暖かいのです。ラダックの人々の家にはたいてい、南側に面した大きな窓のあるサンルームのような部屋があるのですが、そこは暖房がいらないくらい暖かいので、昼間のうちはみんなそこでのんびりしています。みんなと一緒にサンルームでごろごろしていると、太陽の光の暖かさ、そして有り難みをひしひしと感じます。
ラダックの中でも、たとえばダー・ハヌー地方の峡谷に点在するいくつかの村では、冬の間は太陽の光が山に遮られて、一日中日が当たらないというところもあるそうです。そんな時期はどうするかというと、川の対岸にある専用のひなたぼっこスペースに移動して過ごすのだとか。逆に言えば、そこまでしないととても耐えられないんですね、この地方の冬の寒さは‥‥。
太陽の光は人の命を繋ぐ存在なのだなあ、としみじみ思います。
はじめまして。
突然にお邪魔します。
私は京都で大学生をしている者です。
大学の授業でラダックについて少し学びました。
レポートを書くためにウロウロしていたら偶然このサイトに出会いました。
ラダックの人々の生活が見えるとても素敵な写真ばかりですね!!!
行ってみたいと思っていたのでますますその思いが強くなった気分です。
いつか、ティクセかマトウのお祭りにいってみたいです。
でもマトウのお祭りの季節は寒そうですね笑。
ラダックに行くのは当分先になってしまいそうですが、これからもちょこちょこお邪魔させてください。
更新されるのを楽しみにしています。
>a-kaさん
はじめまして。コメントありがとうございます。授業でラダックのことを教えているなんて、いい大学ですね(笑)。
このブログに書いている出来事はほんの一部で、より詳しい話は拙著「ラダックの風息」に書いていますので、もしよかったらご覧になってみてください。
いつか、a-kaさんもラダックに行けるといいですね!