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ルプシュの旅(4):ツォ・カル〜ラジュン・カル

ツォ・カルに朝が訪れました。鏡のような水面が雲ひとつない空を映しています。これから朝ごはんを食べ、荷物をまとめて出発です。

テントの中で料理中のワンチュクさん。彼は料理がとても上手で、僕がレーから運んできた米や小麦粉、野菜を使って、毎日おいしいごはんを作ってくれます。トレッキングでごはんがまずいと、まじでへこみますからね‥‥。

5日目の幕営地、ラジュン・カルに到着。突然、遊牧民たちが飼っている何百頭もの羊やヤギが、テントのすぐ近くを通り過ぎていきました。これだけ羊を見たら、今夜はよく眠れそうです(笑)。

家畜の乾いた糞を拾い集めに来た遊牧民の若者。木などまったく生えていないこの地では、家畜の糞はとても大事な燃料です。

夕刻、今度は遊牧民たちが飼っているヤクの群れが現れました。でかい。ものすごくでかい。僕のテントなんか、簡単に踏み潰されちゃいそうです。とはいえ、ヤクはとても臆病な動物なので、脅かさないように遠くから望遠レンズで撮影しました。

翌朝、氷河から流れ出る川沿いの道を先に進みます。標高5000メートルを越えているはずなのに、緑が豊かです。水はすべての生命を育むのですね。

遊牧民たちがテントを張って暮らしている場所で、一人の少年が近づいてきました。「にーちゃん、お茶、飲んでく?」

少年に案内されて連れてこられたテント。かつて遊牧民たちはヤクの毛で織った黒っぽい色のテントを使っていましたが、このテントは結構今風ですね。

少年のお父さんは、ヤクたちの毛刈りの真っ最中。大きなはさみでジョキジョキと刈っていきます。なすすべもないヤクの表情が切ない(笑)。

雌のヤクの乳を搾っている女の子。毛、乳、肉、血、そして糞に至るまで、ヤクという動物はさまざまな面で役に立つ貴重な家畜なのです。

遊牧民たちと別れ、僕はさらに先に進みます。

1件のコメント

みうらです
コメントありがとうございました。
秋…というか初冬?のお祭りの時期を狙ってラダックを訪れたいと思います。
とても寒そうですが、空が青く綺麗にみえる時期に行きたいので!。寒さに備えないといけないな、という不安すら今はまだ楽しみです。ありがとうございます。
それにしても写真の風景…
高地で空が近いってことがよくわかりました。すごいとこです。
映画やテレビや物語でしか目にできないと思っていたこんな場所に、ほんとに行ってしまっている人のブログを見つけられて幸運だし、自分もその近くに行く気満々なことが嬉しいです。
更新楽しみにしています!それでは。

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