名もなき湖

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

上の写真は、スピティ西部の高地にある湖、チャンドラタール。……の近くにある、たぶん正式な名前もない、ごく小さな湖です。去年の夏、ツアー参加者の方々をガイドしてチャンドラタールを訪れた時にこの湖の近くを通りがかったのですが、日没間際のほんのいくばくかの間、名もなき湖は、心の奥にすうっと沁みるような姿を見せてくれました。

僕という人間自身、今の社会の中では名もなき存在に等しい人間ですし、これからもその立ち位置が劇的に変わるとも思っていませんが、そんな名もなき存在であったとしても、自分のやるべきことを見失わないでいれば、この湖のように、ほんの一瞬でもささやかな光を放つことができるのかもしれない。たぶん今年も、いろいろ大変なことが行く先々に山積みになっているはずですが、焦らず、気負わず、淡々と、半歩ずつでも前に進んでいければと思っています。

……そんな2018年の始まりは、いきなりですが、ラオスです。1月10日(水)から25日(木)まで、ラオスの北部を中心に取材してきます。ラオスという国を訪れるのは初めてで、いつかゆっくり旅してみたいと思っていたので、念願が叶って、かなりワクワクしています(笑)。

ラオスから戻ってくる頃からは、春先に出す新しい本についてのお知らせを、徐々にお伝えしていければと思っています。いろいろ策を練ってますので、お楽しみに。

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