Nature

2/6ページ

カルギルからザンスカールへ

8月末日、僕は取材を終えたカルギルから、ザンスカールのパドゥムに向かいました。いつもの僕なら間違いなくシェアジープかバスを使うのですが、今回は途中の道すがらを撮影する必要があったので、ジープをチャーター。僕にしてはかなり贅沢な(笑)旅路の始まりです。 朝の5時にカルギルを出発し、暗闇の中をまっしぐらに走り続けること2、3時間。パニカルの村にさしかかったあたりで、標高7000メートルを越えるヌン・ク […]

パンゴン・ツォへ

7月19日、20日の二日間、ラダック東部のパンゴン・ツォを取材してきました。この湖を訪れるのは初めてではないのですが、去年から外国人の入域が許可されたばかりの地域にある、マン、メラクといった村に行くのが今回の目的です。 標高五千メートルをはるかに越える峠、チャン・ラ。レーで高地順応ができていても、この高さになるとまた高山病になる人も少なくありません。

渺茫と広がる荒野の中で

2010年の夏、ラダック南部に位置する山岳地帯、カルナク地方を旅していた日々。標高5000メートルを越える幕営地で集中豪雨に見舞われ、増水して激流と化したカルナク川の危険な渡渉を何度もくりかえして、僕とメメレ(ホースマンのじいさん)はようやく安全地帯へと脱出。標高4950メートルのヤル・ラという峠の手前でキャンプを張っていました。 翌朝、僕はテントから外に這い出て、冷え切った空気を吸い込み、近くの […]

カルナクの旅(4):ダト〜ディブリン

ダトの近くの湿原で幕営した夜は、このトレッキングで初めてぐっすり眠ることができました。翌朝はひさしぶりによく晴れた、気持のいい朝。出発してしばらく歩いていくと、谷が開け、見渡すかぎりの平原が広がっていました。 二時間歩いても、三時間歩いても、周囲の風景はまったく変わっていないように思えてきます。僕はカメラバッグを担いで、ひーこら言いながら歩いているのですが、メメレはいつものように自分専用の馬にまた […]

カルナクの旅(3):ツォクラ〜ダト

増水した川に行手を阻まれた翌日、僕たちは午前5時に起きて、空が白んでくるのと同時に出発しました。早朝から午前中にかけての時間帯は、川の水量が比較的少なくなるからです。怖がる馬たちをなだめながら、どうにか渡り切ることに成功。でも、ほっとしている暇はありません。この日は、今回の旅の中でも一番難しい行程だからです。 早足で先を急いでいると、やがて、岩と岩の裂け目の下に川が流れている場所が現れました。裂け […]

カルナクの旅(2):シャン・スムド〜ツォクラ

カルナク地方を往くトレッキングは、8月4日の早朝からスタートしました。初日は、マルカ谷のトレッキングの終点だったシャン・スムドを出発し、標高5130メートルの峠、ゴンマル・ラの少し手前にある小さなキャンプサイトで幕営。夜は激しい雷雨に見舞われましたが、翌朝にはどうにか天候も回復しました。 二日目は、ゴンマル・ラを越えてニマリンまで下り、そこから標高6400メートルの高山カン・ヤツェを目指してひたす […]

1 2 6